鏡が好きな女の子
君は、鏡が好きだ。
お手洗いの鏡。
ユニクロの鏡。
街のショーウィンドウ。
パフェを食べたスプーンの裏。
車の窓。
夜の電車の窓。
いつでもどこでも、映して確認している。
自分が、ちゃんと可愛いか。
ダサい格好をしていないか。
君は、いつもスマホのインカメで自撮りをする。
1回で終わらせず、なんどもなんども撮り直す。
自分が納得がいく姿だけが、鏡に映った姿なのだ。
家の中にも、何個も鏡がある。
玄関、洗面台、浴室、寝室。
メイクするとき用の鏡も持っている。
鏡の数が、君の美意識の強さだ。
君は、人の話を何一つ聞いていない。
君は人の話を通して、自分の話を聞いている。
そして話している人の見た目を通して、自分の見た目を気にしている。
君の周りにいる人さえも、君の鏡だ。
君の周りにいる人は全て、君が作り出した虚像なのだ。
「鏡よ鏡よ鏡さん、世界で一番美しいのはだあれ?」
もちろん、お嬢様です。
君は自分しか愛せないという。
そんな美意識の高い君が、僕を選んでくれた。
もしかしたら、僕は君なのかもしれない。
そうすると、君は僕だね。
僕だけが、僕を好きでいてくれたら、僕は幸せだよ。
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