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寄せ書きは人となりの表れ

職場で異動や退職があると、寄せ書きを贈る文化がある。オンラインのときも手書きのときもあるけれど、集まった寄せ書きを印刷したり貼ったりして、寄せ書きを完成させる役回りが多い。(何でも屋なもので…)


ということは、その過程でいやでも他の人が書いたメッセージが目に入る。
見ちゃダメ見ちゃダメ…と思いつつ、薄目で見てしまうのだけれど、こういうのってやっぱり個性が出るなあと思う。


ふーん、と流してしまうメッセージと、「おっ、これは嬉しいだろうな」と思うメッセージがある。


「毎週●●に通っていたのが懐かしいですね」とか「●●のダンス忘れません」とか、その人にしか書けないことが入っていると、ぐっと印象に残る。


たった1行でも、多少言葉を崩していても、究極を言えば感謝の言葉がなくても、「その人らしさ」が伝われば、心に残るメッセージになるのだなと、人の寄せ書きを準備しながら思ったものである。


「新天地でのご活躍を」「今後ともご指導を」など、使いまわしのきくテンプレートも失礼ではないけれど、それしかないというのはなんとも寂しい。特筆するような印象もなかったのね…と。
(寄せ書きを用意してもらえるだけありがたいと思うべきかもしれないけれど)


もらった寄せ書きがテンプレートばかりなのか、その人らしいメッセージで溢れるのかは、日々の積み重ねだよな…と思う。
いつかもらう日が来るまで、こつこつ徳を積んでいきたいと思います。

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