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NetSuite?SAP ?Microsoft Dynamics?ーいろんなERPシステムを比較してみた。

こんにちは!
コグラフ株式会社NetSuite事業部です!
今回はいろいろなERP(Enterprise Resource Planning)システムについて比較してみたので、そちらを記事にしていこうと思います。

ERPシステムとは・・・

会計、財務、購買、販売、在庫管理、生産管理、人事など、企業の様々な業務領域をカバーするための統合的なアプリケーションのことです。企業内の情報共有を促進し、経営者などの意思決定に必要なデータを提供することを目的としています。

現在、市場には多数のERPシステムが存在しており、各システムはそれぞれ特徴や強みを持っています。以下に代表的なERPシステムをいくつか紹介します。

SAP

ドイツのソフトウェア企業SAP社が提供するERPシステムです。
SAP ERPは、各種業務プロセスに必要な機能をカバーする単位をモジュールに分けてパッケージ化されており、会計ならFI/CO、販売ならSD、購買ならMMのようになっています。

特徴としては、高い柔軟性と拡張性で、SAP特有の言語のABAPを用いて企業独自のカスタマイズを高度に行うことができます。

ただ、導入コストや運用コストが高いというデメリットがあります。

Oracle ERP Cloud

Oracle Corporationが提供するERPシステムです。
こちらはクラウドベースのサービスとなっているため、スケーラブルで柔軟性が高いことが特徴です。そのため様々な企業規模や業種に対応可能となっています。

また、最新技術を活用した機能も充実しており、より高度なビジネスプロセスの自動化や予測分析を実現することができます。

Oracle ERP Cloudは、サブスクリプションモデルで提供されており、利用料金は月額または年額で支払います。導入コストが低く、柔軟な契約期間やユーザー数の増減に対応できるため、中小企業や成長企業にとっても利用しやすいERPシステムとして注目されています。

Microsoft Dynamics 365

Microsoft社が提供するERPシステムです。
こちらはMicrosoft Office 365と同様のクラウドベースのサービスで、前述のOracle ERP Cloudと同様にスケーラブルで拡張に優れています。

また、こちらもAI(人工知能)やビッグデータ分析などの最新技術を活用し、業務プロセスの効率化や自動化を実現することができます。

サブスクリプションモデルで提供されており、導入コストが低く、柔軟な契約期間やユーザー数の増減に対応できるようになっています。そのため、中小企業や成長企業にとっても利用しやすいERPシステムとなっています。また、Microsoftの広範なパートナーネットワークを利用することで、多様な業種や業界に対応したソリューションを提供することができます。

NetSuite ERP

Oracleが提供するクラウドベースのERPシステムです。
他のERPと比べたときに、完全にクラウドベースのため、サーバーの管理やセキュリティの心配が不要で、いつでもどこでもインターネットに接続できる環境での利用が可能です。

また、カスタマイズが容易であるため、企業の業務に合わせたカスタマイズが容易に行えます。ERPシステムの導入や保守にかかるコストも低く、中小企業や成長企業にとって利用しやすいシステムとしても知られています。

オープンなプラットフォームを採用しているため、多様なサードパーティーアプリケーションとの統合が可能になっています。
さらに、BIツールによる分析やレポートの生成が可能で、より効率的な業務プロセスを実現することができます。

こちらもクラウドに特化した柔軟性を持ち、スケーラブルなアーキテクチャとなっているため、企業の成長に応じて容易に拡張が可能となっています。そのため、多くの企業がNetSuite ERPを採用し、業界での評価も高く、多数の業界で利用されています。

日本製のERPパッケージ

日本にも多数のERPパッケージが存在しています。
その中でも例えば下記のようなものがあります。

  1. 楽楽精算(RakuRaku Seisan)

  2. サイボウズ(Cybozu)

  3. 日立システムズ(Hitachi Systems)

  4. ジャストシステム(JustSystems)

  5. NECネッツエスアイ(NEC Networks & System Integration Corporation)

これらのERPパッケージは、日本国内での利用が主となっています。
日本企業にとって適切な機能や独自の法令に対応した機能が充実し、さらに国内の顧客サポートもしっかりしています。
以上の理由から導入や運用において安心感があるとされており、利用している日本の企業も多く存在しています。

一方で、グローバル展開を行う企業にとっては、海外対応が十分でない場合があるため、注意が必要で、その際には、前述のNetSuiteやSAPは多くの国で展開されていることを前提としていたり、実績があるため、そちらが選ばれることも多くあります。

この中でも私はSAPとNetSuiteを扱った経験があるので、更に2つの比較を別記事で記載してみました。
ぜひご覧ください。


最後に

ここまで、様々なERPについてざっくりとまとめてみました。
コグラフ株式会社NetSuite事業部では、NetSuiteの導入・カスタマイズに関して企業様のお手伝いをしています。

NetSuiteの導入を検討している方はもちろん、私たちと一緒に働いてくださる方も募っているところですので、気軽にお声掛けいただけたらと思います。

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