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『走りだして、輝いていく』座組みインタビュー <脚本・演出 中蒼志郎>

『走りだして、輝いていく』座組みインタビューも最終回です。
最後にインタビューさせてもらったのは脚本・演出の中さんこと中蒼志郎です。
インタビュアーは芽萌子です。
途中で少しだけ役者の金沢さんがお話に加わってくださっています。

ここに何を書くか毎回悩むのですが、今回も芽萌子から見たインタビュイーのことを書こうと思います。

中さんは優しくて、話しやすくて、面白くて、演技が上手くて、、、。
多分尊敬できるところをあげていったらキリがない気がします。
そのくらい憧れで学ぶことが多い先輩です。
少し前にコギトの同期に中さんの印象を聞いたら「全てがかっこいい人」と返ってきました。
うん、確かにかっこいい。
「具体的にかっこいいところをあげろ」と言われると困ってしまうけど、多分コギトの同期の誰に聞いても「中さんはかっこいい」と言ってくれると思います。
それくらい「かっこいい」という言葉が似合う先輩です。

最後だと思ったら色々書きすぎました。
そろそろインタビューの内容にいこうと思います。

『走りだして、輝いていく』座組みインタビュー最終回<脚本・演出 中蒼志郎>
是非最後までご覧ください。

自己紹介

芽萌子:最初に自己紹介をお願いします。

中さん:劇団コギト4年の中蒼志郎(なか そうしろう)です。今回の公演で脚本・演出を務めております。よろしくお願いいたします。

中さん

芽萌子:お願いします。趣味はなんですか?

中さん:趣味は、最近まではなかったんだけど、就活が終わってから、無性に野球がやりたくなって、地元の草野球チームに入って、そこで週末おじさん達に紛れて野球をしています。

芽萌子:毎週やっているんですか?

中さん:毎週ではないけど月に2,3回くらいおじさんたちとワイワイやっている感じですね。

芽萌子:特技はなんですか?

中さん:特技は一応モノマネという風に答えております。

芽萌子:他に自己紹介したいことありますか?

中さん:好きな食べ物はチャーハンです。

今回の公演について

演出で特に頑張っているところ

芽萌子:演出で特に頑張っているところはどこですか?

中さん:4年生として自分が持っている役者の技術だったり経験を同期や後輩に伝えるっていうのを1つ目標に演出をやっているので、稽古時間中に発声だったり演技をするときに自分が考えていること・『こうやったらいいんじゃない?』ってことをなるべく役者に伝えるようにしています。コギトとして役者の底上げだったりレベルアップっていうのを今1番意識して頑張っているところではあります。

歩行のやり方を教える中さん
(左から)役者の古浜くんと中さん
発声を仕切る中さん

演出で1番楽しいところ

芽萌子:演出で1番楽しいところはどこですか?

中さん:初め全然動けなかったり、声が小さかったりする役者が、稽古重ねるうちにどんどん自分から動けるようになったり、発声も出るようになって、舞台上で生き生きし始めると楽しいなという風に思います。

真剣な顔で稽古を進めている中さん

演出が見てほしいポイント

芽萌子:ネタバレをしない範囲で1番見て欲しいところを教えてください。

中さん:全部なんですけど。役者と役者のやりとりだったり、言葉のキャッチボールをお客さんに楽しんでもらえたらいいなという風に思います。

稽古の様子

芽萌子が聞きたいこと

就活について

芽萌子:就活のエピソードやアドバイスがあったら教えてください!

中さん:面接するときって大体自己紹介から入って。そのときに自分も趣味とか特技とかを答えてて。そのときに特技「モノマネ」っていうと「じゃあここでやってみてください」って面接の場で言われたことがあって、ドキドキしながらジャイアンのモノマネをしたっていうエピソードがあります。

カメラを向けたらこんなポーズをしてくれました

好きな動物とそのエピソード

芽萌子:好きな動物とそのエピソードについて教えてください。

中さん:好きな動物は人間です。来年の春から入社する会社で新入社員同士で自己紹介をする機会があって。その中の質問項目の一つに『これだけは負けないというポイントはありますか』みたいなのがあったんだけど、そこに『人への好奇心だけは負けません』って風に書いたくらい人間に対する好奇心は強くて。とにかく人に興味があって。大学2年生になる前くらいにオーストラリアに行ったんですけど、そのときに現地の語学学校に日本人がいっぱいいて、現地の人と英語で話す機会が少なかったから、『現地の人といっぱい話したい』と思って、1人で真夜中のバーに乗り込んでそこで外人の人たちとおしゃべりをしたっていうエピソードがあります。

あつまる人間たち

芽萌子:人間のどんなところが好きなんですか?

中さん:その人がどんなこと考えているんだろうって考えるのが好き。なんか、例えばそういう海外の人だったら、自分が日本に住んでて、日本で暮らしてたら考えないような。「なんで日本人って温泉で他人に裸なんて見せられるの?」とか言われて、「そんなこと考えるんだ」とか。そういう自分と違う考えとか価値観に出会えると超楽しいなという風に思います。

ストレッチの様子
(左から)中さん・宇佐木さん・古浜くん

最近行った温泉の話

芽萌子:最近行った温泉の話を教えてください。

中さん:温泉の話はめちゃくちゃいっぱいあるんですけど。役者達で温泉に行きました。

金沢さん:楽しかったです。

中さん:アトリエから40分くらいかけて歩いて、湯楽の里っていうところに行って、そこでみんなで露天風呂に入って熱く語り合っておりました。以上です。

(補足①:野活として役者と演出で温泉に行く企画がありました。)
(補足②:金沢さんは本公演で役者をやられている方です。インタビューを行うときに近くにいて、話に加わって下さいました。)

野活の様子①
野活の様子②

コギトについて

コギトに入ったきっかけ

芽萌子:コギトに入ったきっかけを教えてください。

中さん:コギトに入ったきっかけは高校までとは全く違うことをやりたいなと思っていて、そのとき今4年生の滝澤諒って奴が、そのとき1年生のゼミが一緒だったんだけど、その人から「コギトきてみない?」って言われたのがきっかけで。なんで入ったかっていうと、とにかく公演前になったらめちゃくちゃ週4,5とかでガッツリ舞台の準備して、役者は稽古してっていうのを見てて、「ここだったら一生懸命に課外活動に取り組めるな」って思って。大学4年間あるなら打ち込めるものやりたいなって思ってコギトに入りました。

中さんと滝澤さん(舞台美術)

コギトの好きなところ

芽萌子:コギトの好きなところを教えてください。

中さん:とにかく色んな人がいるところが1番いいなと思います。これは自分の自論だけど、大学に行く意味の1つとして色んな人と出会えるっていうのは大きいのかなと思っていて。やっぱり高校までの世界と大学の世界って大きく広がると思うから、そのなかで色んな価値観とか考えに触れられるって大きいなと思って。その点でコギトってめちゃめちゃいいなって思うのは、今ちょっと減ってきたけど、津田と一橋以外にも他の大学の学生がいたり、理系の学生がいたり、留学生の子がいたり。で、そういったバックグラウンドだけじゃなくて、とにかく色んな種類のオタクがいるなと思っていて、漫画オタク・アニメオタク・小説オタク・演劇オタク・自分みたいにスポーツが大好きな人がいたり。本当に色んな方向の人たちがごっちゃ混ぜになっているのが、話すだけで面白いし。そんな色んな方向に尖っている人たちが1つ舞台を作るってなったら、それらの強みを全部生かして、その作品作りの方に、同じ方向を向いて作品を作るっていうところがコギトならではだし、面白いなという風に思います。

中さんと小畠さん(音響)

最後に一言

芽萌子:最後になんでもいいので一言お願いします。

中さん:とにかく本当に久しぶりにお客さんをアトリエに呼んで、ガッツリ広報もして演劇ができるということで、まずは僕たちはコギトのみんなと対面で演劇ができるってことに感謝しながら、さらにお客さんの前で演劇ができることに感謝しながら作品を作っているつもりなので、『コギトはコロナで負けなかったぞ』っていうのを皆さんにお見せできたらいいなと思いますので、是非本番ご来場ください。お待ちしています。

中さん

まとめ

最終回では脚本・演出の中さんにインタビューしました。
『人間が好き』って言える中さんはやっぱりかっこいいと思いました。
言葉のキャッチボールに注目しながら、本番をみたいと思います。

後輩とも絡んでくれる優しい先輩です

全18回のインタビュー記事もこれでおしまいです。
最後までお付き合い頂き本当にありがとうございました。
劇団コギト 2022 年度一橋祭公演 『走りだして、輝いていく』
是非ご来場ください。

おまけ(立て看板・フライヤー)

この記事を書いている少し前に立て看板が完成しました。
そしてフライヤーも公開されました。
(中さん以外のインタビュー記事は立て看板・フライヤー公開前に書いていた)
せっかくなので、立て看板とフライヤーを紹介します。

フライヤー表面
フライヤー裏面
立て看板
(左)金沢さん・末乃さん
(右)中さん・あいか氏
立て看板制作の様子①
立て看板制作の様子②
完成!

⇧立て看板・フライヤーを作った宣伝美術のインタビューはこちらから!!