【楽しい!わかりやすい!】「動物の曲」鑑賞の音楽授業教材ネタ(小学校・中学校・高校・特別支援学校)
当記事がTBS番組「ひるおび」で紹介されました!
児童や生徒もイメージを持ちやすい「動物」が表現されているクラシック曲を13曲集めて音楽鑑賞授業にした教材を作りました!
「鑑賞の授業って曲を聴かせる以外、どんなことをやればいいの?」って思っている音楽の先生、多いと思います。
音楽という「目に見えないもの」を扱っているし、「美しさを感じる」といってもそもそも感じ方は人それぞれ。
なんとなく曲を聴かせて、「はい、感想をプリントに書いて。」となりがち(私も教員初心者の頃はそんな感じでやってしまっていました)。
ただ、そういった感想だけを書かせた鑑賞の授業だと、感想もさまざまな観点で書かれてしまうので、生徒への評価が難しくなってしまいます。
鑑賞の授業の評価って結構困るんですよね…。
この「ボヤっとした鑑賞の授業」から私自身がなんとか脱却して、しっかりした観点のある鑑賞の授業を目指したのが今回の「動物の曲鑑賞」のはじまりでした。
最初にこの「動物の曲」の教材を思いついて作り始めたのが、教員として働き始めて3年目。以来10年以上何度もこの単元を行ってきた中でブラッシュアップを続けてきた教材です。
今回、noteで他の先生にも使っていただくということでさらに中身を練り上げて、スライドや指導案も作り込みましたのでぜひ使ってください。
私の鑑賞の授業の十八番と呼べるような単元になっている教材です!
「動物の曲鑑賞」で取り上げる13曲
動物の曲鑑賞で扱う13曲です。
ただ動物の名前がタイトルになっている曲、ではなく、「動物の動きや性格、鳴き声などをしっかり音楽として表現している曲」を13曲選びました。
「動物の曲鑑賞」は生徒ウケがいい!
以下の理由から動物の曲の鑑賞はとても児童や生徒にとってとても取り組みやすい題材です。
①音楽の表現内容が身近な動物である
音楽は抽象的な性格なため、鑑賞しても「どう良かった」「何を表現していた」と言い表しにくいもの。
でも「動物の曲鑑賞」なら、表現対象はみんなが知っている動物なので「どんな動物を音で表現しているんだろう?」と生徒が具体的に表現を考えることができます。
また、教材の中のイラストから曲の動物を当てるクイズ形式にしてもOK。
「どんな音が鳴っていて、どんなところがこの動物っぽかったの?」と問いを出していけば、的を絞った問いかけができますし、生徒が「どんな音が動物の表現になっているのか」という観点で音楽を聴けているか、ということを評価すれば良いので、教員側の評価の軸もクリアになります。
②多彩な曲で飽きずに学習できる
例えばライオンの曲とヒナドリの曲をまとめて鑑賞することで、動物の体の大小や性格を音楽のどんな要素で表現仕分けているかを学習できます。
↓オリジナル動画もつくって大きい音と低い音でライオンを表現していることが理解しやすいように工夫しています。(スライド教材に埋め込まれています)
その他、象と白鳥の曲では表現される楽器が違います。音色による表現の違いが学習できます。
カンガルーと馬の曲ではそれぞれ動きを表現し分けるためのリズムの違いがあります。
このように多彩な動物の音楽表現を聴きながら、音楽の要素について学ぶことができることもこの教材の利点です。
③生徒の実態に応じて自由に曲を選んで授業を展開できる
同じ中学生でもクラスなどによって生徒のレベルがまちまちであることも結構ありますよね。
13曲あるので、生徒の実態によって「ウケが悪そう」「難しそう」な曲はカットすることも簡単です。もちろん意欲的なクラスには普段聴き馴染みの少ないバルトークやメシアンなどの近現代曲を聴かせてみるのもおすすめ。
小学校や特別支援学校では表現内容について記入させたりすることは難しいかもしれませんが、「曲当てクイズ」にしたり、「カッコウ」の鳴き声のフレーズを演奏してみたり、ライオンのつもりで歩いてリトミックしたり、猫のワルツのステップを踊ってみたりなど、鑑賞といいながらも参加型のアクティブな活動にすることもできます(アイデアは教材に書き込んでいます)
全校種で使えるような汎用性の高い題材になっています。
教材の中身について
このnoteに収録しているものは「動物の名前がタイトルになっている曲」の鑑賞の授業(4時間計画・常時活動で13回分)の以下のデータで、必要なものはほぼ全てそろっています。
○「動物の曲鑑賞」授業用スライド(PowerPoint・keynoteデータ)
「小・特別支援用」と「中高用」の2バージョン作成しています。
この教材のメインのデータです。
・Windowsパソコンで授業する用のPowerPointデータ
・MacやiPad・iPhoneで授業する用のkeynoteデータ
どちらも用意していますので、学校のWindowsパソコンでも、手持ちのiPhoneやiPadでも授業が簡単にできます。
もちろんデータは編集も可能です。
指導案・ワークシートはワードファイルなので自由に編集が可能。
PowerPointやKeynoteのデータには曲が聴けるYouTube動画のリンクが貼ってあるのでインターネットに接続できる状況ならスライドだけで授業ができます。
またオリジナル音源をスライドに挿入した解説スライドもわかりやすくなっています。
○スライドに連動したワークシート
「小・特別支援用」と「中高用」の2バージョン作成しています。
さらに生徒用と答え入りの先生用2種類あります
ワークシートはスライドの流れにそって記入し、課題ができるようになっています。
Wordファイルのデータがダウンロードできるので、自分が教えたいようにアレンジするのも簡単です。(PDFもあります)
○「動物の曲鑑賞」指導略案
授業の概説を記入した「指導略案」です。研究授業などの際にはこのデータを参考に書き足したり削除したりしながら作ることで完成が早くなります。単元目標・題材観・4時間分のモデル授業案・評価の方法が記されています。
○【おまけ1】「音楽をあらわすことば」プリント(PDF)
鑑賞ワークシートに自分の考えを書き込むときに、「音楽をどんなことばを使って説明すればいいのかわからない」というのは授業のネックになりやすいところ。
音そのものをあらわすことば
音楽のイメージをあらわすことば
に分けて使えることばが一覧表になっています。
ワークシートに添えて配ると効果的です。
○【おまけ2】「動物の曲鑑賞」用プレイリスト(YouTube)
スライドに埋め込んだ動画や参考用の動画を一覧にしたYouTubeプレイリストをシェアしているので、ご自分のYouTubeアプリに登録すれば授業で便利に使えます。
↓この教材用のオリジナル動画も2つ用意しています
価格は…
この教材の定価は4,980円です。
ガッツリ鑑賞授業として、毎回1曲のライトな常時活動ネタとして、ちょっと気の利いた音楽クイズとして、色々に使える取り回し抜群の教材。
先生の欠員などでいきなり「○組の授業なんでもいいから代わりにやって!」とか言われた場合にも大活躍です。
これから新任として採用されるような方も、授業のストックが学期の途中で尽きると日々忙しい中困ってしまいますのでこの機会に手に入れておくと良いかもしれません。
また指導案には題材観も載せてあるので、研究授業に困っている音楽の先生にも参考になるかと思います。
これを手に入れた音楽の先生がなるべく最低限の準備で「自分の授業としてアレンジして使える」ように構成しましたので是非利用してみてください!
忙しすぎて教材準備の時間がない先生や生徒に効果的な授業を展開したい先生のお役に必ず立てるはずです。
いろいろな要素を盛り込んで作ったので、「中身が足りない」ということはないはず。分量がかえって多いかもしれません。
スライド・ワークシートともにアレンジは自由にできますので適宜削って使ってください。
ダウンロードしたデータを一通り確認して、不要な部分を削除したりしながら、ササッと整えてすぐに授業できますよ。
今後教材をアップデートした際も新しい教材は無料です。
使いたい方は以下からダウンロードしてください。
購入された先生の感想
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