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植物のある生活

 最近、家の中に植物が増えてきている。

 パキラやサンスベリア、そして多肉植物などの観葉植物だ。

 今日家に帰ると、また2種類ほどが増えていた。

 妻が、やけに植物に興味を持ち始めたのだ。

 ま、植物が家の中にあるのは悪くない。むしろ植物の緑が気持ちを高めてくれるような、あるいはリセットさせてくれるような気がして、良い。

 なので、私自身は大歓迎なのだ。


 観葉植物に飽き足らず、彼女は庭で畑までやり始めた。土を買い込み、レンガで囲った場所に土を入れ、野菜を育てるという。

 土入れなどは私も手伝ったりしたが、彼女が言うには、今の物価高に備えることと、近い将来の世界的な食糧難に備えての行動らしい。


 先日もコーナンに行き、植物や野菜の種を買ってきた。そして、娘には小さなかわいいサボテンを買った。


 そういえば、昔サボテンを小道具にした小説を書いたことを思い出した。

 偶然出会った小さな女の子がその日誕生日なのだと分かり、サボテンをプレゼントする、といった話だ。


 昨日、娘は「もうそろそろサボテンに水あげないとな。だいぶ土がカラカラになってきてるから」

 と言っていた。

 その娘の言葉を聞きながら、あの昔に書いた小説を、再び今の自分の感じ方で書き直してもいいかもしれないな、となんとなく思った。





読んでいただいて、とてもうれしいです!