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2020年から未来の私へ想いを馳せる

随分と冬の主張が激しくなってきましたね。また執筆がご無沙汰してしまいました。今回は年の瀬ということもあり、Tips的な内容でなく自身の2020年の振り返りを書きたいと思います、未来の自分のためにも。少々お付き合いいただけると嬉しいです。

2020年の振り返り

まず、毎年恒例化している書き初めで書いた今年の目標は「計」でした。当時行っていた業務から、計画・会計・設計などに力を入れていくという想いで書(しょ)したと思います。

同時に学びを深めようと「計」にまつわる高校数学と簿記会計の復習、Python、SQL、GAS(Google Apps Script)を深堀りすると決意・・・したものの、実際は本を買ったくらいで、その後ちゃんとやったのは簿記とG検定とSQLと少しのGAS。学びたいと本を買ってはパラパラして積読を繰り返す安定のどうしようもなさでした。。いずれも学んでみて思うのは「なぜ今までやらなかったのか・・・!」などの後悔の念なので、今後も地道にやっていく所存です。

次に仕事について。フリーランスになってから幸いにも仕事に恵まれ、今年もたくさん経験させていただきました。某製造卸企業でのファイナンス業務代行、アナログ環境下での販売管理システムや会計システムの導入、某アパレルブランドで生産管理を行いながら内部の業務フローや体制構築、コロナで仕事が減った縫製工場さんのコンサルも行っていますし、大学の同期(という名の先輩)にアパレル関連のお仕事を依頼されたこともありました。その他、途中トラブルやコロナによる計画中止もありましたが、仕事を通してたくさんの学びを得て成長できました。感謝でいっぱいです。

そして2020年は周りの方々からたくさんの嬉しい言葉をかけていただいた年でもありました。人間力があるとか、私のいないところで私の話が出る(良い話)とか、一緒に仕事したいとか、あなたに頼んで良かったとかetc・・・うにくまさんのnoteでご紹介いただいたり、20代某女子に「ずっとカッコいいと思ってました、好きです!」と言われたりなどもありました。笑
周りの人に超恵まれているということもありますし、これらはどうしようもない自分を変えたいと実直に行動してきた証のような気がしていて(もちろんまだまだなんですけど)、とても幸せなことだと毎度小躍りしていました。

最後に、プライベートでは10月に引っ越しを行い、部屋が随分と広くなって機能も充実して在宅ワークがとてもしやすくなりました。運動不足とUber Eats依存で体重増加も記さないとですね・・・(遠い目) おかげで健康に気を付けるようになりました。そうだ、今年も洋服をたくさん買いました。コロナで不確実性が高まる中、洋服に限らず推しを推せるだけ推せた気がします(貯金消化率100%、やばい)。

2020年、基本的に大変でしたし、辛いことや悲しいこと、こんな事ある!?ってことも多々ありましたが、たくさんの嬉しく幸せなことも多々あった一年だったな~と、振り返ってそう思います。

コロナ禍で起きた心境の変化

続いて、2020年を振り返る中でも、やはり新型コロナウィルスの影響は特記すべきかと思います。

日々の生活が急速に変わり、世界中が未曽有の危機的状況になりました。アパレル業界では中国の旧正月休暇がなかなか明けず生産が遅れ、明けたと思ったら緊急事態宣言でお店が閉まり、生産キャンセル、倒産、リストラ・・・連日辛い記事が続きました。コロナが原因というより、それがきっかけで溜まった膿(変えるべき悪癖など)が一気に噴出したような感じでしたね。今年5月に私が一時的にアパレルから離れてしまったこともあり、リアルな現場の状況をなかなか知ることができず、祈るしかできない心苦しい状況が続いていました。

また、私はテクノロジーでアパレル業界を良い方向へ変えたいという志のもと、実は今年、フリーの仕事が落ち着いたタイミングで大学の卒論で作成した事業計画「国内縫製工場活性化プロジェクト」(今度詳細をnote化します)をバージョンアップさせ、具体化できるよう準備したいと考えていました。しかしそれも自らの見通しが甘く、事業計画の収益プランがコロナで八方塞がり(超不透明)となり、計画の見直しを余儀なくされました。

幸いにも今年、国内の縫製工場さん達は防護服やマスクの生産で忙しそうでした。ですがそれは一時的なもので、どうにかしないと今後ますます状況は悪化することはアパレル各社の状況を見て容易に想像できます。でも、なかなか解決策が思いつかない。そして私にできることも超限定的。1社1社施策を考えて注力したとしても個人に出来ることは限られますし、ブランドと背景をつないでも根本的な解決にはならない現実がありました。

それでも何か役に立ちたい。ある程度の規模や拡張性を持った解決策として、自分に何ができるのだろう?何かできることはないか、たくさん考えた結果のひとつがnoteの再開でした。コロナでDX化が叫ばれる中、アパレル業界、特に製造現場のITリテラシー向上や問題解決に寄与出来ないかと考えたからです。

まぁ、そんなことを言いながらも、与えられる価値も少ない上に今年3つしか書けなかったことが最早トンチンカンなのですが・・・(本当に冗談かと思われがちなんですけど、文章を書くことが本当に本当に苦手でいつもすごい時間をかけているんですよ、完全に言い訳ですが) それでも、いろんな方々からリアクションをいただいて、伝えることの重要性を痛感しました。

結局何をお伝えしたかったかと言うと、今回自身に起きた変化の中で大きかったのは、我が志において個人でできることの限界を痛感したことです。何か良い方向へ変えたいのに、変えられない無力さ。解決策すら思いつかず、建設的で拡張可能なことができない。なかなか重めの気付きを与えられ、それがターニングポイントとなりました。

現在から今後に向けて

さて、今後の話をします。しれっとお伝えしますが、実は今月(12月)よりご縁あって某ファッションテック企業に勤めています。限られた人にしか伝えておらず、驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。えっちょっと待ってさっきの起業的なやつは?と思われた方もいらっしゃるでしょう。決断した理由として、今の組織はある程度の規模があるので、フリーでの活動や起業をするよりも自身の志へ近付くことができると思ったこと(私の場合は)、またメンバーにファッション好きな方や業界を良くしたいと思っている方々が多いというのも大きいです。

現在はこれまでのテック系の経験が最低限なことしか知らぬまま勢いで行っていたと反省するほどに、基本的なことを一から学んでいる最中です。今はまだ給料泥棒状態ですが、この環境が許されている事に感謝しつつ、来年から本格的に縫製現場を含めたアパレル生産のDX化へ向け、ゴリっと仕事をする予定です。

また、フリーで行ってきたコンサルは副業として続けています(現在2社)。
noteでの執筆は↓のTwitterの通り、これまで書いてきたアパレルとテクノロジーの橋渡しアプローチの他に、分析・考察系やよもやま系を含め、2021年こそもう少し多く発信できるように情報収集して言語化できるよう、またアパレル製造業の皆さまにも何かしら寄与できるよう引き続き頑張りたいと思っています。そちらも応援していただけると嬉しいです。

長くなってしまいましたが、今年は大変ながらも本当に濃い一年でした。今後も健康第一で日々精進し、少しでも業界に寄与できるよう走りたいと思います。不要不急ではないけど、着るだけで幸せになれる洋服が大好きです!!

最後になりましたが、今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします!

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