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陰を愛したい

テンションが上がりっぱなしで睡眠時間もわずか、そんな躁の状態が続いてるような人がいます。睡眠時間が少なければ陰が補充されないために、早かれ遅かれ「陰虚」となります。

陰虚とは、言い方を変えればこころと体の潤いがなくなること。ロウソクでいえば炎が陽、ロウが陰。陰虚となれば、今は元気よく燃えていても、燃料不足でいずれはその炎は小さくなってしまいます。

一般的に、性格が陰気な人よりも陽気な人の方が好かれます。陽の気が強い人は明るい印象をあたえますが、いつも笑っている、何があっても悲しまない、どんなときでも賑やか、絶えずしゃべっている、絶対に歌っている。そんな人がいたら(実際にはこんな人はいないのですが)、普通の感覚の人の想像を超えるほど陽の気の強い人がいたとしたら、その人と上手くやっていくのは結構大変です。もし、そんな人と付き合っていかなければならないとなったら、きっとその人の中に、静かさ、沈黙、暗さ、落ち着き、休息、睡眠を求めることでしょう、そして陰の気の有難さを実感することでしょう。

陰の立役者となって支えてくれる陰の気を、しっかりと抱きしめてあげたい。

読んでくれてありがとうございます。

陰も愛したい。









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