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成人式を迎えた息子へ、母にトキメキをありがとう

スーツ姿の息子に、「惚れてまうやろ」と思わず朝から言ってしまった母です。

今日は息子の成人式。

この晴れの日を無事に迎えられたことは、けして当たり前ではなく、奇跡の連続のような、とっても幸せなことだと思っています。

地元の親友たちと一緒に出かけました


そして唐突ですが、

私は最近、息子の彼女さんにときめきました。

クリスマスの日、予定通り、息子が彼女さんを我が家に連れて来てくれました。


クリスマスなんて、もう季節外れな話題だし、これ以上、息子の彼女さんのことは書かないつもりでしたが。

どうしてもあの日のトキメキを書きたくなり、年始に一気に書いて、下書きに保存しておりました。

成人式なので、ほっこりしたこの話を投稿しようかなと思います。
クスッと笑っていただけたら、幸いです。



*****

朝から私はケーキ屋さんへGO!

クリスマスだから、ケーキ屋さんはきっとどこもお客さんでいっぱいのはず。

かと言って、大事なお客様が来るのに、スーパーやコンビニの洋菓子ってわけにはいかないし。
やっぱりこんな日は、地域で人気のケーキ屋さんのきれいなケーキでお出迎えしたーい!


カットケーキをいくつか買おうとケーキ屋さんに行ってみたら、駐車場がごった返していた。

何とか駐車して店内に入ると、クリスマスだからホールケーキしか売っていなかった。
「予約無しでも買えますよ。」と若い女性店員さんに言われて、ショーケースを覗き込んだ。

5号、6号、7号で、5000円、6000円、7000円というお値段。

クリスマスのケーキ屋さんは、めちゃくちゃ強気ですな。

可愛らしかったし、クリスマスだし、他の店に行く時間もないので、5号を買った。
とりあえず、無事にケーキをゲットできたことにホッとした。

サンタが乗ってる!


午後、いつものふざけた顔で彼女を迎えに行った息子が、よそ行きの顔して彼女と一緒に帰ってきた。

直前までリビングにいた夫は、逃げた。

朝、私が掃除機を入念にかけたのに、やっぱりもう一回、とか言って、リビングに掃除機をかけたあと、
「俺がいたら照れるやろうから、じゃあ。」
と言って、そそくさと出かけて行った。

照れているのはあなたでしょ、って感じ。

それはさておき。


「はじめまして」って玄関で挨拶した瞬間に、私は彼女さんにときめいた。
小学生時代のお写真の面影があるけど、すっかり大人になってて、やっぱりめちゃくちゃ可愛い。

二女にもきちんと挨拶をしてくれた。
二女も姉さん顔で、にっこり。

彼女さん、やっぱり、いい子だな。


テーブルを挟んで私の目の前に並ぶ2人に、私はただただニタニタしてしまった。
息子は、めちゃくちゃ照れている。

こんな時、私は気の利いた言葉が出てこなくて

「ほんとに息子でいいの?」

って何回彼女さんに言ったことやら。

ごめんよ、息子。
あんたは、私的には最高だから。

内心取り乱しつつ、お茶にした。
紅茶を淹れて、ケーキを箱のままリビングに持って行き、さぁ、いよいよケーキの切り分けタイムだ。

基本的にホールケーキをカットするのは苦手だ。
いったん、頭の中に60度か72度か90度を意識して切るのだが、上に乗ってる物が邪魔して、毎回美しく切れない。

でも今日は、スマートに行きたい!
だって、彼女さんが見てるから!

いざ、ケーキ入刀。

まずは六等分を意識して、1人分をナイフで切り、ケーキサーバーを差し込む。
お皿へ移動中にケーキサーバーの上でケーキがプルプル。

落とさないよう、素早くサーバーごとケーキをお皿へ乗せると、ケーキサーバーからケーキがすんなりと降りてくれない。
ナイフで押し出すと、ケーキがふらふらっとして何とか無事着地。

上手くいったから彼女さんの分にする。
が、上に乗ってるいちごがコロリン。
ま、いちごだけだから、セーフ!

彼女さんのショートケーキ


次に息子の分。

誤差レベルだけど、ちょっと彼女さんより小さめに切り分けて、お皿へ。
今度は失敗しないように、サーバーを素早く引き抜くようにケーキを置いたら、ケーキがコテっと横になってしまった。

「食べたら一緒。ごめん、ごめん。」っていつもの癖でそう言うと、
「アホやな」みたいな顔して息子が見てきた。
わかってくれ、母ちゃんも必死だ。

大丈夫、横になっても美味しそう!

息子の、スポンジの生クリーム添え風


最後は私の分。

もう、緊張感も切れてきて、いつも通りのガサツな感覚で切り分けたら、横になってグチャってなって、小さな子どもの食べかけのケーキみたいな状態になった。

ありゃりゃ、もはやケーキじゃない姿だ。

私のかたまり



「いただきます」をした後、食べながら、

「このスポンジ、すごく柔らかいから、崩れても仕方ないですよね。」

という彼女さんの優しい優しいフォローに、おばちゃん心がキュンとなった。

ええ子やん!

なんとなく窓の外の青空に目をやり、空にいる父と義父に心で握手した。

当然、ケーキの味は全く覚えていない。

ただもう、私と息子が同じ表情でそこに座っていたことだけは間違いない。



ケーキを食べた話だけで充分に満足なのて、この日のお話はここまでです。

やっぱり、大事なお客様には、カットケーキを用意する方がいい。
それだけは間違いないようです。

写真は彼女さんからの手土産。
可愛い過ぎて、まだ飾っております。

消費期限ギリギリまで、食べません。

動物のクッキー!もったいなくて一生食べられません。




少しだけのつもりが、ついつい長くなってしまいました。
読んでいただきありがとうございました。


息子たち新成人の未来が、明るく幸せでありますように。



息子よ、彼女さんとのツーショット、待ってるよー!

今日は、おめでとう。

そして、ありがとう。

あなたも私のトキメキです。






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