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散らばっているから、まとめてあげないと。

展覧会をすることに決めたんだけど、とっても悩ましいことに出会ってしまった。今まで手に取ったり、眺めてきた作品のどれもが展覧会の候補地とマッチするんだ。もう少し具体的に言えば、展覧会候補地は、近くに山々が構える小さな商店街内の空きスペース。この土地の作家は誰しもが、この土地の素材を生かした作品に仕上げたり、この土地の風土や風景を題材にした作品を手掛けることがほとんどだから、いくら作品数が多量であっても、この土地の1部がすぐに浮かび上がってくるわけだ。
そうつまり、絵のモチーフ、題材のモチーフがみんな一緒だから、展覧会じゃあなく、コレクション展になってしまいそうだ。

1人1人の作家さんと話し合う必要がある。こういった質問をしてみるのもいいかもしれない。
”ねぇ、あなたは誰(仲のいい作家に対しても投げてみよっと笑)。この作品はあなたの何なの。”って挑発的で戦略的な質問で、作家の根底・本音をうかがおうと思う。

ただ案外、展覧会っていざやろうと考えると、意外とできそうだなと思ってしまっている。私はこれを肯定的に受け止め、良い自信と一旦断定することにした。
これまで展覧会を開催したことはないけど、ここまで自信たっぷりにはなしかけてきたら、作家は私と口を利かざるを得ないでしょ笑。

バラバラに散らばっている個性や素質を、見つけたり掘り出したりして、ただ(磨いて)飾るだけではだめ。場所やタイミング、魅せ方、つまりは全部の構成から考えて展覧会を作らないと。
だから、この地の作家全員にインタビューしよっか。
うん、そうしよ。まとまったなり。

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