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嫁の話はとにかく肯定で受け止める

ウチの嫁はお話が好きです。
顔を合わせるとなにかしら話してくれますが
仕事終わりが特に饒舌。
その日の体験をニコニコと語ってくれます。

私は夫婦関係において“ここ”が全ての源だと
本気で思っています。
パートナーがニコニコと話すことを
気持ちよく受け止めているかどうかです。

気持ちよく受け止めるとはどういうことか。
相手の話が多少おかしかろうがなんだろうが
最初の一言は必ず肯定で受け止めることです。
「そうだねぇ」って。

もちろん、あまりにおかしいことだったら
「でもね、私はこう思うんだ」と
苦言を呈する場面も出てきます。
しかし最終的には苦言を呈するとしても
最初の一言は肯定で受け止めてあげたい。

なぜなら
正しいことや、間違っていることなんて
持っているモノサシで変わってしまうから。

たとえば
男尊女卑の色濃い時代にどっぷり浸かったら
亭主関白こそが正しいあり方になるでしょう。
でも現在、亭主関白を高らかに宣言したなら
SNSで大炎上間違いなしですよね。
時代や環境が違うと、モノサシも違って当然。

つまり
誰もが納得できる完璧なモノサシなんてない。
誰の発言であっても頭ごなしに
否定することなんて誰にもできないんです。

だからこそ
嫁の話の内容に(本気か!?)と思っても
「そうだねぇ」とまずは受け止める。
嫁には嫁のモノサシがあるからです。
私のモノサシのほうが優れているなんて誰にも
分からないことだし、そんなの驕りです。

「自分が納得しないのを肯定なんてできん!」
と思う人もいるでしょう。
お気持ちはよーく分かります。
私も納得できないことは納得できない!と
声を高らかにして顰蹙を買ってしまう人です。

それでも、それでも、パートナーだけは
とにかく最初は肯定する回路を組み込みました。
だって、いきなり否定してしまうと
会話が止まっちゃうからです。

最終的には苦言を呈する(否定する)場合でも
最初に肯定することで印象は大分良くなります。
話を最後まで聞こうじゃありませんか。
パートナーに話をしっかり聞いてもらうのは
やっぱりとても嬉しいことだからです。

もちろん、自分の状態が悪いとき
気分がイライラしているときなんかは
優しい対応ができない場合もあります。
あって当然です。聖人じゃないんですから。

普段のふるまい、いつもの聞き方を
(まず受け止めるか)って思うだけでも
大分関係性は良くなるという話でした。


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