見出し画像

REINGのアンダーウェアで「女性らしさ」から私の身体を解放する

REINGって?

REINGは「Every relationship is beautiful. - 私たちが紡ぐ、すべての関係性は美しい -」というフィロソフィーをもって活動するクリエイティブスタジオです。

オフィシャルサイトに掲載されているステイトメントの一部を引用します。

人は生まれたその日から、見えないラベルを貼り続けられている。
男性か女性か、いつどこで生まれたか。 それは、私たちが何者かを決めるものではない。
好きなものをまとい、好きな人と、好きな場所で 暮らし、語り、夢を描く。

この文からも分かるように、REINGは世間から勝手に貼られる(そして自分でも貼ってしまう)ラベルから解放されて、個々人の生き方や選択を尊重するブランド!と私は理解しています。

ジェンダーニュートラルなアンダーウェア

このステイトメントに記されている世界観を表現したREINGのプロダクトのひとつがアンダーウェア。このアンダーウェアの大きな特徴は、着用者の性別を問わずに作られていることです。

振り返れば、身体的性が女性である私の身に着ける下着は「女性向け」の「普通」に絡めとられてきました。下着屋さんに溢れる花柄・レース・リボンのデザイン。さらに、ブラジャーの売り文句は「バストアップ!」「盛れるブラ」。そうか、下着はフリフリして「女性らしく」ないといけないのか、バストはアップして盛らなければならないのか、という刷り込みは下着売り場に行くたびに(そしてそのほかの様々な場でも)されてきたと思うし、それは私が私の身体を大切にできない原因の1つにもなっていたと思います。

アンダーウェアを紹介しているREINGのnoteには、ジェンダーニュートラルなものにした背景が次のように説明されています。

男性の身体を持ちながら女性として暮らす人、男性だけど“女性向け”とされるデザインが好きな人、ブラジャー自体が苦手な女性など、様々な人がいることこそが、“普通”だと私たちは考えます。そんな誰かの「当たり前」を大切にしたい。そんな想いが積み重なり、この下着は完成しました。

私にはフリフリもリボンも盛れるブラもいらない、「女性らしさ」の刷り込みから解放されて、私の「当たり前」を大切にしたい。

4つあるカラーから自分の気持ちに合わせてベージュを選び、ブラレットとトランクスを購入しました。

パッケージがランドリーネット!

郵便で届いた封筒を開くと、アンダーウェアがランドリーネットに封入されている!

画像1

プラごみ出さないし、洗濯に使えるし、ミニサイズのランドリーネット可愛い……。良いことしかないこのパッケージに、アンダーウェアの手前で感動。

着心地の良さが出来るまで

そしてアンダーウェア!

スルスルとした肌触りで、とっても着心地がよいです。ずっとまとわれていたい柔らかさ。先ほどのREINGのnoteによれば、この生地は再生繊維で土にかえる素材とのこと。すべての関係性を祝福するブランドは、自然との関係性も祝福しています。人間にも自然にも優しくてすごい。

さらに、縫製は秋田県にある工場でベテランの職人さんが1つ1つ手作業で行われているそうです。REINGメンバーの方々と職人さんとが顔のつながる関係にあるというのは大切なポイントだと感じました。商品のルーツをたどると悲惨な労働問題に出くわすことも少なくないなか、こんなに安心してプロダクトを受け取れるのはとても嬉しいことです。

「女性らしさ」から私の身体を解放する

デザインはとってもシンプルで、REINGのロゴがさりげなく入っています。ブラジャーのかたちは写真で分かるように典型的なカップ型ではなくて、「バストはアップして盛るもの」という意味がストンと剥がれ落ちているデザインだと感じました。ブラパットは取り外し可能。

トランクスは初めて着てみたのですが、ショートパンツみたいでとっても楽ちん。暑い日の部屋着は、ブラレット×トランクスにTシャツ1枚でゆったり過ごしています。

REINGのアンダーウェアを着てみて私にとって良かったのは、下着や身体についての「女性はこうあるべき」というステレオタイプから私の身体をしっかり解放させられたことでした。私は私の在りたいように在っていいはず。そんな気持ちを全面的に支持する考え方でつくられているアンダーウェアに出会えたことは本当にラッキー。REINGの「すべての関係は美しい」というメッセージがギュッと詰まっていて、身に着ける自分に優しくなっていいんだなと思わせてくれます。ありがとうREING。

考え方や生産過程に注目してモノを選ぶ

以上、こんなブランドもあるよ、ブランドの考え方に共感してモノを選ぶと結構気持ちがいいし、ささやかな意思表示にもなるよ、という気持ちで書きました。どんなモノもこのように選ぶというのは情報だったり自分自身の経済状況だったりで難しいかもしれませんが、選択肢の1つとして頭の片隅にあるだけでも良いなあと思います。

今回ご紹介したREINGは、アンダーウェアのほかにもジェンダーやセクシュアリティにかんする様々な発信をしたり、意見を交流する場を作ったりされています。興味のある方はぜひInstagramをチェックしてみてください!

この記事が参加している募集

買ってよかったもの

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?