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The Jazz Piano Book を読んだ感想

The Jazz Piano Book という本を読んだ感想を書きます。
皆さんおなじみのこの本です。やたらと赤みがかっていますが。

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話は次の3本立てです。

 1.この本を手に取った経緯
 2.読んでみて思ったこと
 3.結局アドリブはどうやるのか

ほとんど同じ内容をポッドキャストでも喋っています。
目の疲れが気になる方は以下をご参照ください。


1.この本を手に取った経緯

The Jazz Piano Book という本は、マーク・レヴィンという方が書いた、ジャズの音楽理論の本です。
特にピアノを弾く人向けに書かれた本といえるでしょう。
英語は面倒なので、もうジャズ・ピアノ・ブックと書きます。

実は僕は数年前、ジャズの理論の勉強をしようと思い、マーク・レヴィン(同じ人)が書いた『The Jazz Theory』という本を購入しました。
英語は面倒なので、もうジャズ・セオリーと書きます。

その当時も、ピアノブックを買うか、ジャズセオリーを買うかで随分悩みました。
どちらも5000円を超える高い本です。
選択を間違えたくはありません。

結局その時は、より一般的なことが書いてあるのではなかろうかと、ジャズセオリーの方を買いました。

結果、半分くらい(?)読んだところで、ジャズセオリーは本棚の一角に眠りました。

やはり難しかった。初学者がいきなり読むのには…。

本の最初の方でイオニアンとかドリアンとか、スケールがどうのこうのという話が出てくるのですが、そこからストレスがマックスでした。

音楽理論は全く知らず、コードの押さえ方がちょっとだけわかる程度の僕では、ジャズセオリーに太刀打ちは出来ませんでした。

時は経ち、きちんとジャズピアノを習いに行くようにもなり、先生に理論も教えてもらえるようになり、また音楽理論の本が欲しくなりました。

そこで今度はピアノブックを買いました。
今ならきっと太刀打ちできるだろうと。

ここまでを読み返すと、「既に買ってたジャズセオリーをもう一回読めばええやん」と自分でも思いますが、買ってしまったものはもう仕方ありません。
僕はこれからこの2冊と共に生きてゆきます。

2.読んでみてどう?

一言でいうと、

「ピアノの左手はこんな風に弾くといい感じです」

等が具体的に楽譜付きで載っていてわかりやすい、読み進めやすいです。
ここがジャズセオリーとの大きな違いでしょうか。

書いてある楽譜を身に着けたら、実際に演奏でも使えるイメージが強いのがピアノブックの方です。
ジャズセオリーの方はそのまま演奏で使える楽譜というよりも、理論の実例を示す楽譜が載っているという感じでしょうか。

ともあれ2冊とも持っているのって、ちゃんと両方読みこなせば大きな武器になりそうです。

あとは、ピアノブックには1曲丸ごとの楽譜も載っていたりして、それもすごく参考になりました。

なのでもし初学者の方で、特にピアノをやる人でどっちを買おうか迷ってる人がいたら、僕はピアノブックの方をお勧めします。

3.結局アドリブはどうやるのか

どうやったらアドリブがうまくなるのかはまだよくわかりません。

ピアノブックもジャズセオリーも間違いなくいい本だと思います。

中身がつまりにつまった本で、値段相応の価値は間違いなくあるでしょう。
なんとなくで買うのはやめた方がいいかもしれませんが、体系的な知識が欲しいのなら買って損はないと思います。

コードチェンジに対して、

 ・どんな風に左手を鳴らせばいいか
 ・右手でどんな音を鳴らしてOKか

みたいな知識は手に入りますが、ただやはり、、

 ・アドリブがどうやったらできるようになるのか
 ・どんな練習したらいいのか

はまだよくわかっていません。
※本の中に練習方法も書いてあるのですが

好きなピアニストたちの演奏を耳コピしたりして、色々と試行錯誤するしかないかなあと思っている今日この頃です。

おしまい

この前、ジャズピアノの先生から作曲の課題を出してもらったのですが、それをやってみると、理論の理解がかなり進みました。
不思議…。

話は全然変わりますが、防音室が欲しいです。切実に…。

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