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お父さんお母さんがScratch Jrを教える時のプログラミング教育ガイド

こんにちは。K研究員です。

以前、Scratch Jrは親が教えれば無料という話を書いたのですが、そうは言ってもどうやって教えるのかということになるかと思います。私もかなり勇気が要りました。そこで今回は自分の体験を踏まえ、プログラミング教育に一歩踏み出すお父さんお母さんを支援できるようなガイドを書こうと思います。お父さんお母さんがプログラミングができなくても大丈夫です。

ちなみにScratchについてはかなりたくさんの日本語マニュアルがあります。

以前の記事でも猫を飛ばすやつを紹介しました。

やっていることは共通で下記のような手順になります。

1. 何を作るかを想像してもらう(動画を見せるのもあり)
2. 最初のステップをやって見せる
3. やってもらいながら、必要に応じてサポートする
4. 完成したら、もっと工夫してもらう
5. ほかの人と共有する

これを当てはめると、最初のScratch Jrを教えるステップはこんな感じになるでしょう。

こちらを参考にお子様の好きなものをScratch Jrに入れておくと食いつきが良いと思います。

1.想像させる

お父さん(お母さん)「プログラミングっていうのをやってみない?XX君の好きなものを動かしたりジャンプさせたりできるよ」
XX君「うん、やってみるー」

2.最初のステップをやってみる


お父さん(お母さん)【事前に入れておいたXX君の好きなおもちゃなどを、右や左に動かしたりジャンプしたりさせたりしてみる】
お父さん(お母さん)「どう、やってみて」

3.やってもらいながら必要に応じてサポートする


XX君「うん」【右や左に動かしたりジャンプしたりさせたりしてみる。さらにもっといろいろいじってみる】

XX君「ほかのキャラクターも入れたいんだけどどうするの?」
お父さん(お母さん)「それはね・・・」

4.完成したらもっと工夫してもらう


お父さん(お母さん)「実は背景も変えられるんだよ、ここをこうして」
XX君【背景を変えてみる】

5.ほかの人と共有する

お父さん(お母さん)「お母さん(お父さん)に見せにいこうか」
XX君「うん!」

簡単そうですね!(いや、相当勇気がいるけど)

初回の実施はこんな感じでいいのではと思います。もちろん子供の年齢や性格によってはこんなにうまくいかないかもしれませんが、調整しつつやっていったり、それでもやらないようならまだ早いのかなとあきらめても問題ないように思います。半年後に忘れたことろにもう一回チャレンジすればいいと思います。

第2回からは、テーマを決めてやるのと決めずにやるのを交互に様子を見つつやっていくのがいいと思います。自由にいろいろいじりたい感じならば、自由に気の向くままにいじってもらう、ちょっと慣れてマンネリ化してきたら「お父さん(お母さん)ありがとうのメッセージを作ろう」「動物園を作ろう」「水族館」を作ろうなどテーマを決めてやるという感じです。

小さい子の場合どこまで効果的かはわかりませんが、プログラミングとはどのようなものかをたまに紹介しつつやるのもいいかもしれません。

お父さん(お母さん)「プログラミングは、コンピューターに頼みごとをお願いすることなんだよ」
お父さん(お母さん)「XX君はいっぱい頼み事されたらすぐ疲れちゃうよね、でもコンピューターは何回お願いされてもずっと動き続けるんだよ」
こんな感じです。

今後、いろいろなテーマのマニュアルも作っていこうかななんて思っています。

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