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C言語の『写経』を開始した。

お疲れ様です。Y研究員です。

仏様に恥ずかしくないプログラムの『写経』を目指して、古典的なC言語の教科書を読み始めました。第一章から細かい気づきがあったので共有します。

1.今どきのエラーメッセージは親切

昔はもっと愛想のない反応でしたが、変数名を間違えると「もしかして?」と候補まで提案してくれます。知ってる範囲ではRustが分かりやすいメッセージを出しますが、Pythonも似たような変更があったような気がします。いずれにせよ、無駄な時間が省けるので学習効率も上がって良いことだと思います。

2.教育的な設問

理解を深める例題が吟味されています。わざとエラーを出して様子を見させたり、単なる応用問題に留まらない発展的な問いも用意されています。例えば”EOF”を"print"してみよう、などです。ちゃんと型変換をしないとコンパイル時に警告、実行時に”segmentation fault"です。メモリが割り当てられていない領域にアクセスしようとした違反で、C言語らしいですね。

3.高い目標設定

第一章では文字数や行数、単語数を数えるプログラムを作ります。そして最後の"Appendix A"には言語の仕様が掲載されています。どうやらこの教科書は、しっかり読めばコンパイラの自作に手が届きそうです。難易度の高い課題ですが、環境が今ほど整ってなかった時代背景も関係していそうです。


というわけで、のんびりマイペースにプログラミングの『写経』を楽しんでいます。古のUNIXで書かれた大昔のプログラムが現代のLinuxでも再現できるのは、凄いことなのかもしれません。

まだ1章の半分くらいなので「仏説摩訶般若波羅蜜多心経」でいえば「仏説摩訶般若ー」くらいですかね。

ではまた!

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