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共働き。マイノリティーからマジョリティーへ。そして自由と平等。

男女共同参画センターのホームページの共働き世帯の推移のグラフをみて感慨にふけった。これはまさに私の企業人生の闘いの背景を、歴史を、あらわしている。


このグラフの左側は私が就職した頃。右側は早期退職した頃。昔は共働き世帯はほとんどいなかったが、いまや、逆転している。

私が就職した頃は女性は出産はおろか、結婚しただけで、やめざるを得ない風潮だった。「寿退社」が女性の花道とされていた。そんな中、私は、一生働き続けるぞ。と思って闘ってきた。誰と?周囲の男性社員と。かな。


マイノリティーだった。それが、いつのまにか、出産しても働き続けるのが当たり前の時代になっていた。いつのまにか、子供を育てながらも働きやすい職場になっていた。男性社員が子供が熱が出たので午後から出社します。と普通に言える職場にいつのまにかなっていた。

私が働き続けることを目指していた理由は男性と対等でいたいから。経済的な自立は自由の必須条件と思っていたから。

今、共働きが多い理由はそういう理由ではないのかもしれない。1人の収入では食べていけないから。かもしれない。

なので、それがいいのか悪いのか、一概には言えないけれど。どちらも好きに選べるといいよね。男性も、女性も。

時代が、変わった。別に私ががんばったから。ではないかもしれない。たまたまそういった考え方の人が増えただけ?よくわからない。わからないけれど、時代が自分に追いついたように感じた。今頃。今更。

ワークライフバランスの研究も進んでいるようで、ポジティブ・スピルオーバー、ネガティブ・スピルオーバーなんて学術用語もあるらしい。けれど、私はそんなこと、何十年も前に感じていた。マジョリティーっていいな。と単純に思う。共働きを世間が味方してくれるっていいな。うらやましい。そう、うらやましいんだ。単純に。

歴史を語るなといいつつ(下記記事)、歴史を語ってしまう私。でした。

だから、何がいいたいのかというと、多分、きっと、今デモ行進されている人種差別問題も、きっと、いつかきっと、いつの間にか平等意識の高い人がマジョリティーになる世の中が来ると、私はふと、思ったのだ。





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