今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2022/9/13 #58
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
今週も色々とニュースがありました。『異世界おじさん』の放送延期は残念でしたね。とはいえ、コロナ禍がまだまだ続いていると思い出させてくれました。気が緩みがちだったので、急に我に返って現実に直面した感じがしています。
『邪神ちゃんドロップキックX』に聞く違法アップロード対策の結果。台風直撃赤字100万円イベントやアニメ内外の行動で沸く『邪神ちゃん』の謎にも迫る
【違法より早い】とは、ネタとしても面白いですし、実際に効果があったようなので、一石二鳥の施策ですね。こういうアクションがスムーズに取れる製作委員会の姿勢も素晴らしいです。
アニメ「異世界おじさん」最新話の放送が一時休止。9月7日からは再放送を予定
新型コロナウィルスの影響で2021年は放送延期が相次ぎましたが、今年も新たに延期になるとは、少し驚きです。感染者数だけをみると、確かに今年のほうが多いので、仕方のないところなのかもしれません。
大日本印刷が即席アニメ、制作費9割減で隙間時間狙う
Flashアニメも同様ですが、一つ一つの制作費が低いので、どうして薄利多売のモデルにしかならない気がします。「25年度までに参加企業を50社に拡充し、事業売上高を30億円に伸ばしたい」とは、過剰な目標かもしれません。とはいえ、市場のトレンドが大きく変わっているのでしょうか。ファクトに基づいたデータも知りたいところです。
タレントや俳優が声優をすることに集まる批判とその反論 演出とブッキングの側面から考察
本業ではない「タレントや俳優」が声優を差し置いて、「声優」として出演するキャスティングは昔からあり、おそらくは永遠に解決しない問題かと思います。好き・嫌いも入って来るので。ただし、タレントの「ストロングポイント」をきちんと尊重し、アニメ作品に参加するのは受け入れられる傾向があると思います。最近だと、声優ではなく、歌唱のみの参加ですが『ONE PIECE FILM RED』のadoがそうですね。また、声優+歌唱で『竜とそばかすの姫』中村佳穂も同様かと。突出したタレント=才能があれば、抗いがたい魅力があるのは事実です。そうした才能を活かすキャスティングであれば、アニメファンからも受け入れられるのでしょう。
プロデューサーに制作費を持ち逃げされ、アニメを自腹で作った話 被害に遭った監督と原作者に聞いた
久々に聞いたコンテンツゴロの話し。「S」というイニシャル名が出ていますが、検索するとすぐに名前がわかりますね。S氏も言い分があるのでしょうけど、自分勝手な理屈なのかもしれません。裁判で結論も出ておりますし。それにしても、こうしたスキャンダルを、ちゃんと表に出す当事者の決意は立派です。
香川さんプロデュース、Eテレアニメ「インセクトランド」放送中止…NHK「総合的に判断」
残念極まりないニュースです。実写と違い、アニメは俳優がダイレクトに出てくるものではないので、勘弁してほしいところですが、世情的にも許されないのでしょうね。
日本映像の世界流通REMOWが2.3億円資金調達 ShoPro、東映、博報堂DY、ADKなど出資
「番組を単純に販売するだけでなく、自らのサービスや流通網を構築することで主体的に日本の映像作品を国外に届ける」サービスとのこと。海外の事業者に直接ライセンスすれば良いのでは?と思ったりしますが、+αのところに期待があるのでしょうね。
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