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今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2023/3/7 #83

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
心なしか2023年の冬アニメの話題が少し乏しい気がします。来月からは春アニメのシーズンになるので、気になるところではありますが……。来期は『ぼっち・ざ・ろっく!』のようなダークホースの登場を期待しています。

TRPGシナリオ原案『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』のパイロットフィルムが完成。延べ1億円の支援を集めた情熱作、その最速上映会をレポート

まだら牛氏のTRPGシナリオ『狂気山脈 ~邪神の山嶺~』を原案にしたアニメーション映画『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』パイロット・フィルムの試写会イベントが、2023年2月25日に都内某所の映画館で実施された。

アニメ化に向けて、クラウドファンディングで1億円を集めたのも話題になりましたが、パイロットがようやく完成ですね。ステロタイプが制作されているとのことで、センスも抜群。本編への期待も高まります。


金沢にスタジオのアニメ作品がアニー賞を受賞

「アニメ界のアカデミー賞」と呼ばれるアニー賞の発表が行われ、金沢にも制作の拠点があるアニメスタジオ「トンコハウス」が制作した「ONI〜神々山のおなり」が作品賞を受賞しました。

おお~これはめでたいです。数あるアニメの賞の中でも、アニー賞は別格です。日本の作品もたまに受賞することもありますが、今回はNetflixで配信中の作品になりますね。地方スタジオ発ということもあり画期的です。

『ぼっち・ざ・ろっく!』世界を席巻? 海外アニメのトレンドアワードで史上最多の8冠達成!

2022年の漫画・アニメ界の話題をさらった『ぼっち・ざ・ろっく!』が、世界を席巻している。海外メディア「Anime Trending」が主催する「9TH TRENDING AWARDS(第9回アニメトレンド大賞)」で、アニメオブザイヤー(年間最優秀賞)を受賞することが決まった。

アニー賞と異なり、こちらの賞については、どれほどの権威があるかは不明ですが、何はともあれ8冠受賞は素晴らしいですね。しかも海外メディアからの評価なので、サプライズ感があります。

令和4年度 都内アニメ産業の海外進出ステップアッププログラム 東京アニメピッチグランプリ受賞者を決定しました!

東京都では、海外へのビジネス展開を志す都内のアニメーション制作会社等を対象に、海外ビジネスに必要な基礎知識等を学ぶセミナーやワークショップを実施するとともに、海外での商談に必要なピッチ(売り込み)スキル等を競うコンテストを実施しています。

今までは支援も必要ないような企業が受賞されたりもしていましたが、今回は小規模事業者ばかりですね。支援が必要な事業者を「普通に支援」するのは税金の使い方として正しいです。

エンタメコラボ専門エージェンシーがコラボビジネスのノウハウやポイントを徹底解説!「アニ×コラ×ビズ」WEBサイト オープン

エンタメコラボ専門エージェンシーである株式会社トキオ・ゲッツが、コラボビジネスのノウハウやポイント、トレンドを紹介するWEBサイト「アニ×コラ×ビズ」がオープンしました。

トキオ・ゲッツ社によるアニメビジネス系のサイトです。コラボやタイアップ、ひいてはライセンスなどの情報を発信されるようです。定期的に私もチェックしようと思います。

日本のゲーム・アニメの世界シェアが頭打ちの現実。コンテンツ産業の復権に向けた3つのポイント

日本のコンテンツ業界はゲームやアニメなどで、世界的に大きな存在感を放ってきた。しかし、近年は中国や韓国といったアジア諸国の躍進が目立ち、日本の相対的なシェアは低下傾向にある。

アクセンチュアの鋭いレポートです。提言は以下3点です。
①360度データを活用し、経営とクリエイターの意思決定を高度化する
②オウンドコミュニティを通じて質の高いユーザー接点を構築する
③組織デザインをモダナイズし、専門性と業務効率を両輪で強化する

どれも説得力あり、納得です。

「劇場版モノノ怪」公開延期&キャスト変更「作品性の観点からの決断」

「劇場版モノノ怪」の公開延期と、薬売り役のキャスト変更が発表された。

「『劇場版モノノ怪』は舞台を大奥に移し、女性たちの苦しみと救済を描こうとしております」とのことなので、キャストが変更するのは仕方のないことかもしれません。ところで、このコストはどこが被るのでしょうか……?

『ワンピース』『ブルーロック』TOP2続く、『スラムダンク』急上昇TOP10入り~配信コンテンツ視聴者数ランキングTOP20(2月第4週)

複数の定額制動画配信サービスを横断して集計した2023年2月第4週の「配信サービス視聴者数ランキング(調査対象期間:2月18日~2月24日、調査対象:日本在住15~69歳男女)」を発表します。

『ワンピース』は『ワンピース フィルムレッド』が、3/8からアマプラで配信されますし、しばらくは上位で安定するのではないでしょうか。春アニメの新作にも期待したいところですが。

日本の「食×アニメコンテンツ」の可能性について海外で調査を実施 ―アニメコンテンツとのシナジーを食のグローバル化に活用する取り組みに着手―

日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)は、政府が掲げる「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」に基づき、海外における輸出重点品目の現地消費者向けプロモーションに加え、海外における現地ニーズの市場調査・分析・公表の取り組みを強化しています。

「食」もクールジャパン戦略の一つでしたから、この取組は意義がありそうですね。韓国もコンテンツ+αで、文化のみならず産業も輸出して成功しています。日本も同様のことができるはずです。

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