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今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2024/9/24 #164

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
夏アニメも終わりの時期ですね。動画配信隆盛の現代でも、各季節ごとで日本のアニメシーンは動いていきます。テレビ局のプレゼンスが相対的に下がっても、事業構造は確固たるものがあると思います。


アニメ専門店「今や100円ショップがライバル」推し活グッズが豊富に揃うと話題に その理由は?

この写真を見て、何のお店だと思うだろうか。アニメショップと思う人が多いのではないだろうか。じつは、100円ショップの店内なのである。

アクリル系のグッズやラバーキーホルダー、刷り物などが目につきますね。アニメグッズは「流行りもの」であるため、在庫管理が大変そうですが、それ以上に売上/利益が見込めるのでしょう。目利きができる担当者が重要そうです。

ソニー・ホンダのEV、アニメ配信の「クランチロール」導入 市場の期待感は?

電気自動車(EV)専業のソニー・ホンダモビリティは20日、来年前半から先行受注を始めるEV「AFEELA(アフィーラ)」の北米向け車両に、ソニーグループ傘下のアニメ配信大手、米クランチロールのサービスを導入すると発表した。

記事では触れておりませんが、クランチロールを導入するといっても、幾つかあるチャンネルの一つという位置付けでしょう。さすがにアニメだけに限定された車だと厳しいのは自明の理ですし。とはいえ、このEV車はなかなかクールですね。試乗してみたいです。

東宝とバンダイナムコが資本提携 知的財産ビジネスを海外で推進

東宝がバンダイナムコホールディングスと資本業務提携を行うことを発表した。

圧倒的な強者同士の業務提携です。特にバンダイの方が、カニバる事業が多そうですが、今回の提携は「オリジナルIPの企画開発や映像製作、商品・サービス等の展開」が狙いなので、最初から事業の棲み分けを意識して進めるのでしょう。どういうIPが出てくるのか楽しみです。

アニメ×パチンコが生む“相乗効果” 『リゼロ』『エヴァ』『アクエリ』のヒットを紐解く

アニメ作品は、テレビ放送や映画公開が終了したとしても、それは“終わってしまった作品”ということにはならない。

記事の中で紹介されていますが、だいぶ前に出版された書籍『パチンコがアニメだらけになった理由』の方向性から、アニメと遊技機(パチンコ、パチスロ)の関係性は変わってないようです→「映像コンテンツが欲しいパチンコ業界と、ライセンス収入を得たりリバイバル効果を狙ったりしたいアニメ産業の思惑の一致」。


SNSアニメ市場シェアNo.1のPlottが「東京ゲームショウ2024」に出展

IPコンテンツの企画・制作・ビジネス展開を行う株式会社Plott(本社 東京都千代田区、代表取締役CEO 奥野翔太 以下 Plott)は9月26日(木)~9月27日(金)に幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2024」のビジネスデイに出展することをお知らせいたします。

Plottは、YouTubeなどを中心にアニメを展開していますが、ゲームショウに出展とは、やはり従来のアニメ会社とは異なる戦略ですね。ゲーム業界とアニメ業界の垣根が薄れてきている近年のトレンドとも一致していますし、デジタルネイティブ世代をメインターゲットにすると、同社のような動きになるのかもしれません。

HYBEのウェブトゥーン『黒の月: 月の祭壇』が日本でアニメ化決定!

9月16日にアニプレックスが開催した「Aniplex Online Fest 2024」にて『黒の月: 月の祭壇』が「DARK MOON -黒の月: 月の祭壇- Original By DARK MOON : THE BLOOD ALTAR WITH ENHYPEN-」としてアニメーション化されることが発表されました。

興味深いアニメ作品になりそうです。K-POPとアニメの親和性は今まで検証されたことがあまりなかったように思います。現状はどこまでK-POPらしさが出ているかは不明ですが、注目しています。

アニメや映画等コンテンツを活用した地域の観光振興を支援!アニメ等コンテンツを活用した誘客促進事業

東京都は、アニメや映画等のコンテンツを観光資源として活用し、観光客の誘致につなげる地域の取組を支援しています。このたび、「アニメ等コンテンツを活用した誘客促進事業費補助金」の第3回募集を以下のとおり開始します。

毎年東京都は、アニメを活用した観光振興への補助金を拠出していますが、今年も実施されます。補助率も高いので、該当する都内区市町村や観光振興団体は積極的に申請してみると良さそうです。



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