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今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2022/9/27 #60

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
ここ最近、また『ONE PIECE FILM RED』関連の記事が目に付き始めました。興収も150億円を超えたようなので、今年1番のヒット映画となる見込みが強いです。考察記事がこれからどんどん増えてくるように思います。

『シー・ハルク』『ピノキオ』ディズニープラスのオリジナル作品が急上昇、『ワンピース』配信でも人気維持でV6~配信コンテンツ視聴者数ランキングTOP20(9月第3週)

複数の定額制動画配信サービスを横断して集計した2022年9月第3週の「配信サービス視聴者数ランキング(調査対象期間:9月10日~9月16日、調査対象:日本在住15~69歳男女)」を発表します。

『ワンピース』が強いのは、「Amazonプライム・ビデオでは歴代映画14作品の見放題独占配信」という施策の効果もあるのでしょうね。『ONE PIECE FILM RED』の興収もまだまだ伸びてますし、配信の方も盤石です。

【数土直志「月刊アニメビジネス」】「ONE PIECE FILM RED」の大ヒットを読み解く

2022年8月6日に全国公開した「ONE PIECE FILM RED」が快進撃を続けている。公開から38日目を迎えた9月13日には観客動員1000万人を突破。興行収入は149.4億円を超え、国内映画興行で史上13位という大記録となった(9月19日時点)。

「毎年1本同じ時期に新作上映するフォーマットを捨て、数年に一回の新作で大きなムーブメントを作る戦略に切り替える」。この戦略が功を奏したようです。記事の下部には、これまでの歴代興収もまとめられていて、『ONE PIECE FILM RED』の桁違いの成功も如実にわかります。

アニメファンの熱量低下?Netflixなどが批判覚悟で一挙全話配信をやる事情

7月25日にあるTwitterユーザーが呟いた投稿が、1.8万以上の「いいね」を集め(8月19日時点)、話題を呼んでいた。その投稿では、動画配信サイトのNetflixなどによるアニメの一挙配信が、「次回はどうなるんだ?」と1週間待ちながら話題を形成していくファンの熱量を下げており、外資系の動画配信サイトはこうした構造を理解できていないのではと指摘されていた。

「コンテンツの熱量を維持し、無料視聴でもユーザーを成長させていく日本式スタイルはあまり必要ない」との見立てはおそらく正しいです。欧米の視聴スタイルに合わせた方が、経済的合理性があるのでしょう。

東宝:10周年のTOHO animation アニメ変革の時代を牽引 長く愛される作品が生まれる裏側

東宝のアニメレーベル「TOHO animation」が誕生から10周年を迎える。同レーベルは、2013年4月クールの「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」でアニメに本格参入し、「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」「弱虫ペダル(弱ペダ)」「ハイキュー!!」など数々のヒット作を手がけてきた。

10年前に存在していなかった「TOHO animation」が、アニプレックス、バンダイと並び立つほどの存在感まで成長したのは驚異的です。東宝という組織力も大きかったのでしょうね。

沈むアニメ聖地を見過ごせない

「聖地がこれ以上荒れるのは辛いよ」
今月、台風14号が九州を北上し、列島を縦断した際のツイートです。こうした災害の危機が高まるたびにアニメファンの間では好きな作品のロケ地の被災を心配する声がSNSで相次ぎます。

記事の中で「沈む」というのは、経済的に沈むというわけではなくて、文字通り水没する意味ですね。1000年に一度ぐらいの危機とはいえ、秋葉原が水没したら、経済的にも文化的にもショッキングです。

ufotableが中国発の大ヒットゲーム「原神」と長期プロジェクト開始

『鬼滅の刃』などの制作で知られるアニメーション制作会社ユーフォーテーブル(ufotable)が、中国発の世界的な人気オンラインゲーム『原神』と大型プロジェクトをスタートすることが明らかになった。

ユーフォーテーブルは制作ラインも限られているので、長期プロジェクトになると、他の作品まで手が回らなくなるのでは?と思います。これからの数年間は、「原神」と「鬼滅」以外のユーフォーテーブル作品は観られなくなるかもしれません。

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