今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2022/9/27 #60
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
ここ最近、また『ONE PIECE FILM RED』関連の記事が目に付き始めました。興収も150億円を超えたようなので、今年1番のヒット映画となる見込みが強いです。考察記事がこれからどんどん増えてくるように思います。
『シー・ハルク』『ピノキオ』ディズニープラスのオリジナル作品が急上昇、『ワンピース』配信でも人気維持でV6~配信コンテンツ視聴者数ランキングTOP20(9月第3週)
『ワンピース』が強いのは、「Amazonプライム・ビデオでは歴代映画14作品の見放題独占配信」という施策の効果もあるのでしょうね。『ONE PIECE FILM RED』の興収もまだまだ伸びてますし、配信の方も盤石です。
【数土直志「月刊アニメビジネス」】「ONE PIECE FILM RED」の大ヒットを読み解く
「毎年1本同じ時期に新作上映するフォーマットを捨て、数年に一回の新作で大きなムーブメントを作る戦略に切り替える」。この戦略が功を奏したようです。記事の下部には、これまでの歴代興収もまとめられていて、『ONE PIECE FILM RED』の桁違いの成功も如実にわかります。
アニメファンの熱量低下?Netflixなどが批判覚悟で一挙全話配信をやる事情
「コンテンツの熱量を維持し、無料視聴でもユーザーを成長させていく日本式スタイルはあまり必要ない」との見立てはおそらく正しいです。欧米の視聴スタイルに合わせた方が、経済的合理性があるのでしょう。
東宝:10周年のTOHO animation アニメ変革の時代を牽引 長く愛される作品が生まれる裏側
10年前に存在していなかった「TOHO animation」が、アニプレックス、バンダイと並び立つほどの存在感まで成長したのは驚異的です。東宝という組織力も大きかったのでしょうね。
沈むアニメ聖地を見過ごせない
記事の中で「沈む」というのは、経済的に沈むというわけではなくて、文字通り水没する意味ですね。1000年に一度ぐらいの危機とはいえ、秋葉原が水没したら、経済的にも文化的にもショッキングです。
ufotableが中国発の大ヒットゲーム「原神」と長期プロジェクト開始
ユーフォーテーブルは制作ラインも限られているので、長期プロジェクトになると、他の作品まで手が回らなくなるのでは?と思います。これからの数年間は、「原神」と「鬼滅」以外のユーフォーテーブル作品は観られなくなるかもしれません。
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