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【怒りを鎮めるための3曲】メタルセラピーのススメ

人間誰しもが、理不尽極まりないことで怒りに駆られることがあります。

──意味もなく恋人に浮気された。
──駐車場に停めていた車が当て逃げされた。
──上司の責任を、部下の自分に押し付けられた。

……等々。
そうしたとき人や物に八つ当たりしても、自分の評判を落としてしまうだけです。

では、どうやって怒りを鎮めれば良いのでしょうか?

僕は、音楽を聴きます。
それも激しめなものを。

静かめのバラード?
おいおい、親身になって話しを聞いてくれなくも良いんだぜ。
共に、怒って泣いて肩を組んでくれるヤツが欲しい。

そんな相棒である3曲をご紹介します。

「Mouth For War」Pantera

Revenge
I'm screaming revenge again
Wrong
I've been wrong for far too long

テキサス出身のパンテラは、「Mouth For War」の冒頭で「リベーンジ!」と叫びます。
何に対してのリベンジ(復讐)なのでしょうか?
それは過ちを犯し続けた自分。不甲斐ない自分。弱音を吐く自分。
すべて己の拳でぶち壊す。

『Mouth For War』が収録されたアルバム『Vulgar Display of Power』のカバーアートも、得体のしれない醜い男をぶん殴っています。これは自分の中に潜んでいるネガティブさの象徴でしょう。

パンテラは、ゴリゴリのギターリフと共に、見事に後ろ向きの自分をぶっ壊してくれます。


「Battery」Metallica

Pounding out aggression
Turns into obsession
Cannot kill the Battery

Cannot kill the family
Battery is found in me

Battery

メタル史の中でもトップクラスに位置する超名盤『Master Of Puppets』の冒頭曲。メタリカがファンとの絆を歌い上げた「Battery」は、聴いているだけで血流が上がってきます。
※この「Battery」の意味は、「電池」ではなくて、「圧倒するような一群」のことを指します

「メタルは俺を裏切らない」
「俺もメタルを裏切らない」

失意の底にあっても、メタリカの「Battery」を聴けば何とか這い上がれます。
絶対的な信頼があるので、この絆は断ち切ることはできません!


「KARATE」BABYMETAL

ひたすら
セイヤ ソイヤ 戦うんだ
拳をもっと 心をもっと
全部 全部 研ぎ澄まして
まだまだ
セイヤ ソイヤ 戦うんだ
悲しくなって
立ち上がれなくなっても

BABYMETALの「KARATE」は、ブルータルなメタル楽曲とSU-METALの澄んだ歌唱が見事に融和しています。

心を折られて、コテンパンになるときもあります。しかし人生とは非情なもので、次の日は必ず来ます。「日常」とは何と辛いものなのでしょうか。

「KARATE」では「悲しくなって、立ち上がれなくなっても」戦うべしと歌われています。ぐずぐずしていても、結局戦うしかありません。過去を遡れる人間はいませんが、地球が自転している限り、すべての人類は未来に向かっています。

空手マスターのように、自分自身を研ぎ澄ませましょう。BABYMETALの「KARATE」が後押ししてくれるはずです。


ところで、メタルのようなノイジーな曲を聴くと、更に怒りに駆られるのではないか?
という懸念があるかもしれません。

しかしながら最新の研究によると、メタルやパンクのようなエクストリーム・ミュージックは、怒りをコントロールし、ポジティブな感情を促進させる作用があるそうです。
安心して、メタルをお聴きください!


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