今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2024/5/21 #146
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
京セラのアニメプロジェクトの記事については、色々と学びが多かったです。コンテンツとして面白いのは当たり前で、ターゲットにどこまで訴求できるかはプロデュース側の才覚にかかってます。大小のプロジェクトは関係ありません。皆が意識すべきでしょうね。
京セラのアニメプロジェクトから考える、B2B企業が若者コミュニケーションに取り組む合理的な理由
アニメプロジェクトだけの成果だとは思いませんが、「新卒採用への応募は1.4倍に増加」と結果が出ている状況です。電通がサポートしているだけあって、映像そのものにもマーケティング的ポイントが多いです。例→「一つのアニメの中にみんなが好きなものがいろいろ入っているという構造が、若者とコミュニケーションをする上で有効」。
キネマシトラス、完全オリジナルアニメ『さよならララ』『Ninja Skooler』の制作を発表!ティザービジュアルとパイロットフィルム、PVを公開!
アニメ制作会社は「オリジナル」を手掛け始めると、想定以上に負荷が多く、その後業績が右肩下がりになるケースもありますが、今回キネマシトラスは2本のオリジナル作品を発表しました。同社は、KADOKAWAとブシロードの持分法適用関連会社なので、彼らの後押しもあったのかもしれません。なお『さよならララ』は、80~90年代の雰囲気が色濃いので、企画の狙いなど気になるところです。
高知にアニメ産業を 地元信金が異色の挑戦
先月開催された「高知アニクリ祭2024」のレポートです。高知では、信用金庫が中心となって、アニメ産業を勃興させようとしています。傍からみていると、ここまでアクセル踏んで持続性が大丈夫かな?とも感じますが、徳島が「マチ★アソビ」延期で急ブレーキがかかってしまったので、同じ四国の地である高知に期待したいです。
日本アニメブームで香港企業がビジネス拡大!世界市場規模3兆円のチャンス―香港メディア
MEDIALINKの運営するYouTubeのアニメチャンネルが500万人に達したとのこと。同社は香港の老舗ライセンシーでありますが、商品化も好調の模様。今後も期待です。
アニメベンチャースタジオ「Kasagi Labo」、Burda Media などから総額1,200万米ドルのプレシリーズA資金調達を実施
1,200万米ドル≒約18億4700万円の資金調達になりますね。Burda Mediaはヨーロッパ系の有力なメディア企業です。Kasagi Laboが今後どのような事業・作品に投資していくのかは、具体的にはまだ見えてきませんが、台風の目になるかもしれません。
テレ東HD、27年3月期に売上高1646億円、営業益115億円を目指す中期計画…アニメ・経済報道・独自IP事業の強化でさらなる成長
テレ東は絶好調ですね。柱の一つとして『アニメ強化と独自IPの開発で、「グローバル IP 企業」に進化』も目指しています。中期計画の上方修正もありそうです。
日本テレビ24年3月期のアニメ事業売上げ80%増 アンパンマンの中国番販も貢献
『アンパンマン』に加え、ヒットとなった『葬送のフリーレン』『薬屋のひとりごと』の両作品が業績を牽引している模様です。地上波キー局は、どこもアニメに力を入れておりますが、その中でも日テレは順調なようです。
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