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ヴィンチェンツォ・カサノの魅力 5つのポイント

ネフリのドラマ『ヴィンチェンツォ』を観終わりました。
ノワール色が強いバイオレンスなドラマかな? と思っていたのですが、コメディの要素も色濃く出ていて、不思議なバランス感あるドラマでしたね。

<あらすじ>
マフィアの顧問を務める韓国系イタリア人の弁護士が、母国韓国で繰り広げる​壮絶な戦い。その目的は、ばく大な富と利権を握る巨大組織に正義の鉄ついを下すこと。
https://www.netflix.com/title/81365087

特に、ソン・ジュンギ演じるヴィンチェンツォ・カサノのキャラクターが際立っておりました
反則なほどの無敵キャラクターでもありますが、ドラマが展開するごとに、人間としても成長していきます。
また、ドラマの中では女性はもちろん、男性からも求愛?されることも多々でした。
本当に惚れ惚れするほどのカッコよさですので、まあ納得です😁

それでは男も女も惚れるヴィンチェンツォについて、その魅力を以下にまとめてみました。

~~~以下、ネタバレも含みます~~~

①イケメン

魅力の1つ目が「イケメン」とすると、非常に頭が悪そうな感じになってしまいますが、ルックスに触れない訳にはいきません
というよりも、触れない方が違和感あります。まずはハートをガッと掴まれるところなので。

ヴィンチェンツォというよりも、役者のソン・ジュンギに寄るところが多々なのではありますが、アジア人としてのカッコよさがありますね。
歌舞伎の女形のような印象もあります。
基本は涼し気な表情なのですが、どこか人懐っこく、色気も感じさせる雰囲気があります。

現代演劇女形の俳優である、若い頃の篠井英介さんのような雰囲気も感じました。(顔の造形は異なりますが)

②クレバー

ドラマの中ではピンチが何度も訪れます。しかし、0.1%の確率があれば、自らの知恵を使ってクリアしていきます。

決定的に負けるとされる裁判があります。
証拠を集めるためには、時間が足りない。ではどうすれば……?
ドラマの中では、ヴィンチェンツォは何とスズメバチを法廷に放ちます。
もちろん法廷内は大混乱。裁判長までスズメバチに刺され、裁判は目論見通り延期になります。
このような奇想天外な発想がある一方、敵の行動を先読みし、予めワナを仕掛けておくこともあります。

映画のジャンルに「コンゲーム」ものと呼ばれるものがあります。
『スティング』のように、敵と味方の知恵比べが主になっている映画のことを指します。
『ヴィンチェンツォ』も悪党とのコンゲーム的要素があります。
先の先まで読んで、着実に勝負に勝つ姿にしびれます。

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③アクション

韓国ドラマは、映画並みのアクションシーンがあることも多いです。『ヴィンチェンツォ』も映画並み……というよりも、もしかすると映画以上にアクションが多いかもしれません。
ヴィンチェンツォは、マフィアの顧問弁護士という役柄ながらも、身体能力が極めて優れており、ヤクザな連中に取り囲まれても、ことごとく窮地を脱します。
また、身体のアクションもさることながら、ガンアクションも凄まじいです。
むしろ弁護士業務よりも、こちらの本職なのかもしれません。マフィアでもあるので🤣

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④鉄の意志

ヴィンチェンツォは修羅の道から、いくらでも引き返すことができました。
しかし、命とお金が保証されても関係ありません。
自らの信念が一番大切なのです。
何があってもやり遂げる。味方になると、これほど心強いものはありませんが、敵からすると、かなり厄介です。
命のやり取りになっても、一歩も引かず。もちろん、買収もきかず。
序盤はヴィンチェンツォのことを侮っていた敵側も、中盤から徐々に浮足立ってきます。
ひたひたと着実に目的に向かって邁進するヴィンチェンツォは、敵対する者からすると恐怖でしかないでしょう。

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⑤包容力

ヴィンチェンツォは語ります。
「マフィアの世界で俺は何て呼ばれてると? 『腹がふくれた猫』。満腹の猫は──捕まえたネズミをもてあそぶんだ。俺の養父母を殺した強盗を、俺は2年にわたって苦しめた。そいつは自殺を図ったよ。だから俺は最高の病院で治療を受けさせた。そして退院した日、ごちそうを食わせたあとで殺したんだ」

このように冷徹な怖さがある反面、弱者や正しい者に対しては、とことん優しいです。
敵対する巨大組織のチャン・ハンソに対しても、最初は訝しがりながら接します。しかし、ハンソが根っからの「悪」ではなく、今までの行いを反省する弱者だと理解したときから、優しく……といっても、ツンデレの「ツン」のような感じではありますが、きちんと優しさを見せるようになります。

そしてハンソはヴィンチェンツォのことを「兄」と呼び、敬うことになるのです。

また、パートナーの弁護士であるチャヨンはもちろん、個性的なクムガプラザの面々が、ヴィンチェンツォを慕うのは、能力の高さもさることながら、寛大な包容力が感じ取れたからだと思います。

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しかしまあ、ドラマを最後まで見ると、ソン・ジュンギ=ヴィンチェンツォ・カサノとしか思えなくなってしまいました。
ソン・ジュンギにとっても、まさに当たり役ですね。
シリーズ化を期待したいです!

※画像はすべて韓国の公式サイトよりお借りしました
http://program.tving.com/tvn/tvnvincenzo

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