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今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2024/1/23 #129

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。

2024年に入り『THE FIRST SLAM DUNK』が復活上映されたり、『君たちはどう生きるか』がゴールデングローブ賞のアニメ映画賞を受賞したり、大作続きだった昨年の余韻が続いています。今年も同等以上の作品は生まれるのでしょうか……!?


『THE FIRST SLAM DUNK』が示した日本アニメ海外劇場展開の可能性

スタジオジブリの『君たちはどう生きるか』が2024年のゴールデングローブ賞アニメ映画賞を受賞した。アニメ文化ジャーナリストの渡辺由美子さんが、2023年にアジアでも大ヒットした『THE FIRST SLAM DUNK』を中心に、2024年に向けてさらなる飛躍が予想される日本アニメの変化についてお伝えする。

先日、中国の事業者向けにコンテンツビジネスの講演をさせて頂く機会があったのですが、『スラムダンク』の話題を出したときに、ワッ~!と大きな反応がありました。中国での興収は、約131億8000万円。世代を超えて愛される作品になっていますね。

なお記事の後編はこちら。


『葬送のフリーレン』ミニアニメにみるTikTokの影響力 従来の“おまけ”が効果的な宣伝に

アニメ作品の宣伝における、TikTokの効果的な活用が注目されている。最近のヒット作の中でTikTokの活用に成功した事例が『葬送のフリーレン』だ。

「調査に参加したTikTokユーザーの約30%が『葬送のフリーレン』の番組を見た」とはかなり良いコンバージョンだと思います。ただ、「調査に参加した」というのが前提ですので、フリーレンにある程度コミットする動機がある人たちが最初から多かったようにも思います。他の事例も知りたいところです。

「クランチロール・アニメアワード 2024」のノミネート作品とゲストプレゼンターを発表。本日から一般投票の受付開始

海外からはアニメファンであるミーガン・ザ・スタリオンの他、女優のイマン・ヴェラーニ、モデルのアクエリアが参加。国内からはLiSAも!

年々豪華になるクランチロールのアニメアワードですが、今年はミーガン・ザ・スタリオンやイマン・ヴェラーニらがプレゼンターとして参加します。まるでハリウッドのレセプションのようです。日本のローカルな「アニメ」ではなくて、グローバルな「アニメ」としてのポジションをクランチロールは目指しているのでしょう。応援したいです。

日本のアニメ業界が人材危機に直面―中国メディア

中国青年報は18日、「日本のアニメが人材危機に直面している」とする記事を掲載した。

レコードチャイナの記事です。日本で既に報じられているような事項ばかりですが、それほど間違ったことは書かれておりません。とはいえ、「アニメ業界で働く人の4割が年収300万円以下」については、中身の精査が必要かと。いつものように、動画職の極端な低い数値が全体の足を引っ張っていると思われます。

東映アニメーション初のVR空間を用いた新作ラインナップイベント「Virtual Anime Fes」が開催『楽園追放』の制作チームによる新作映画の製作発表も!!

この度、東映アニメーションの新規事業『ONN’ON STUDIOS』は、プロジェクト初の試みとなるVR空間を用いた新作ラインナップイベント「Virtual Anime Fes」の開催を発表いたします。

東映アニメのイベントですが、リリース自体は東映エージエンシーからですね。イベント自体も新鋭的ではありますが、東映単体ではなくて、グループ全体で展開される可能性があるのでしょうか。座組なども知りたいところです。

「わんぱく!刀剣乱舞」アニメ化企画準備中 サンリオが刀剣男士をプロデュース

「わんぱく!刀剣乱舞」のアニメ化企画が準備中であることが発表された。
この発表は、本日1月13日に行われた刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞ONLINE」のサービス開始9周年記念番組「刀剣乱舞ONLINE 九周年直前!九時から始まる 九大発表!」で行われたもの。

キャラクターの造形的にミニアニメになりそうな気配がありますが、従来のテレビアニメ展開ではなく、『ちいかわ』のように情報番組の中に入れ込んだり、ファンの裾野を広げるような施策を期待したいところです。

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