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今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2022/8/16 #54

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。今週は劇場版アニメ『ONE PIECE FILM RED』の話題が目に付きました。内容は賛否両論ですが、良い意味で「イベント映画」なので、やはり話題性は抜群です。今この瞬間だからこそ、観に行く価値のある映画ですね。

ONE PIECE FILM RED:興収50億円突破 動員は360万人

尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」の新作劇場版アニメ「ONE PIECE FILM RED」(谷口悟朗監督)が興行収入が50億円を突破したことが13日、分かった。

8日で50億円なので、かなりのロケットスタートです。興収100億円までは軽く行きそうな案配です。それにしても、最近のジャンプ系映画はメガヒットが続きますね。分析してみると面白いかもしれません。

「ONE PIECE FILM RED」曲や音声、映像も楽しめるSpotify限定のプレイリスト解禁

尾田栄一郎原作による映画「ONE PIECE FILM RED」の公開を記念し、Spotifyでマルチコンテンツプレイリストが解禁された。

僕はSpotifyのヘビーユーザーなのですが、ある日突然「ONE PIECE FILM RED」のプレイリストがレコメンドされてきて、びっくりしました。音声を中心とした特別なコンテンツです。もう既に9万以上のいいね!が付けられておりますし、評判も上々。今後もこうした試みを続けてほしいです。

アニメ「ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION」、10月よりTOKYO MXほかにて放送決定! 新ビジュアル公開

アニプレックスは、アニメ「ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION」を10月にTOKYO MXほかにて放送する。

劇場版『ベルセルク 黄金時代篇』三部作がテレビ用に再編集されて、放送とは嬉しいニュースです。とはいえ、三部作ラストの「蝕」の発現はさすがにテレビでは……と思いますが。本作が成功すれば、劇場版映画を再編集して、テレビや配信で展開するトレンドも出てくるかもしれません。

『キングダム』初の首位獲得 Amazonオリジナル好調、映画『ムーンフォール』が2位、『ザ・マスクド・シンガー』もTOP20入り

複数の定額制動画配信サービスを横断して集計した2022年8月第1週の「配信サービス視聴者数ランキングTOP20(調査対象期間:7月30日~8月5日、調査対象:日本在住15~69歳男女)」を発表します。

14週連続で首位だった『SPY×FAMILY』が4位になってしまいました。とはいえ、第一期の最終配信が6/25だったので、かなり根強い人気があったのだと伺えます。

赤字のアニメ制作会社39.8% 過去最悪

アニメ制作市場の事業環境が悪化している。帝国データバンクが調べたところ、アニメ制作会社309社の2021年度決算は赤字企業の割合が39.8%と過去最高となった。

コロナ禍の影響で、制作が先送り→制作費の入金が遅れる……といった感じで収支が悪化しているところも多いのではないでしょうか。正直、もう2~3年ぐらいの決算を見ていかないとトレンドもわかりませんね。

TBS第1Q、「五等分の花嫁」映画ヒットでアニメ事業急伸

TBSホールディングスは2022年8月4日、2023年3月期第1四半期の決算発表をした。連結売上高は889億6400万円(3%増)、営業利益は72億2700万円(17.5%減)、経常利益は137億9400万円(10.5%増)、当期純利益は75億9900万円(6.6%減)だ。

TBSも広告収入が厳しく、放送外収入が好調とのこと。地上波キー局は、総じて同じような傾向ですね。そして放送外収入の要は、アニメです。製作出資はもちろん、制作会社を傘下に入れたり、各社独自の戦略で動かれています。

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