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山も音楽も、そしてわたしも、生きものだもの。

こんにちは!みき亭です。
夏山シーズンですね〜!先週末、台風をかいくぐって、百名山の一座、蓼科山に登ってきました。蓼科山は、八ヶ岳連峰の北端に位置する標高2,531 mの火山です。標高2,531mといっても、ロープウェイで七合目まで上がれるので、高低差600mを登ると山頂に到着する一聞、簡単そうな山。ところが、大きな火山岩がゴロゴロしているので、さすがに高尾山(599m)のような容易さはありません。特に下りは注意が必要な山です。それでも、小さなお子さんも多かったですし、地元の小中学生の学校登山でも登られる山で、綺麗に整備されて、登りやすい山と言えるでしょう。北八ヶ岳特有の苔の森が広がり、森林限界を越えると、一気に景色が広がり、晴れていれば、頂上では360度の大展望が期待される、とても魅力的な山です。

山頂からの眺め。眼下に白樺湖も!

ビジンサマの気配?!

私のライフワークの一つに、登った山の曲を創るという楽しみがあります。実は、蓼科山には昨年も登っていて、歴史的なことも少しリサーチして『BIJINSAMA 〜星々がまたたく光を集めて〜』というピアノ曲を作りました。蓼科山に住むという、ビジンサマとは、神様なのか?妖怪なのか?正体不明の存在。水木しげる作品にも出てくる長野県の怪異です。蓼科山山頂に広がる火山岩の広場「天空の庭」は、とても神秘的で、「ここには何かがいらっしゃる」っと感じるのもわかります。わたしのイメージでは、ここで夜な夜な?何ものかたちが集まって、星空の下で”踊って(ブレイキン笑)いる”想像をしました。

天空の庭

山はいつでもセンスオブワンダー!

昨年は、お昼から雨が降り続き、こりゃ星空を見られないか?っと思ったのですが、丑三つ時になると晴れ渡り!たくさんの星を見ることができましたし、ご来光も拝むことが出来ました。前夜の大雨の影響で登山道が川と変わり、双子池周辺の平地も池に変わり…、その中をじゃぶじゃぶ下山したという、楽しい体験をもとに曲を創ることができました。
今年は、台風一過の天候に恵まれて、満月前の輝くお月様の光に見守られつつ眠りについたり(布団が窓際でした)、ご来光は、霧の中から浮かび上がる美しい太陽を見ることが出来たり、昨年は雨の為に散策できなかった「天空の庭」を歩きまわったり、蓼科神社にゆっくりと手を合わせたり。っと昨年体験できなかったことをたっぷり味わうことができました。

白い太陽が少しずつオレンジ色に変わっていきました。

山の楽しみ方の一つに、山小屋泊があります!蓼科山頂ヒュッテは、お食事も美味しいですし、オリジナルグッズもかわいい。そして、アップライトピアノと真空管アンプに大きなスピーカーがあります。CDをご持参される音楽好きなお客さんもいらっしゃるそうです。

山も音楽も、そしてわたしも、生きものなのだ。

蓼科山頂ヒュッテにはアップライトピアノが〜!っということで、
「BIJINSAMA〜星々がまたたく光を集めて」を演奏させていただきました。
奉納演奏気分♪
枡酒で日本酒蓼科山(大澤酒造)をいただきました!なめらかな口当たりで温もりあるお味でした。

山での体験は、ビフォーアフターを身に沁みるように実感できます。だから、また山を登りたくなるのですね。昨年の体験を音楽に落とし込んで作曲、奉納演奏させてもらいましたが、二度目の蓼科山体験から日常に帰ってくると、山や想い出に対する愛着が倍増して、演奏する際に必要な想像力も深まっていきますし、表現の質も幅も格段に広がっていきます。作った音楽も共に育っていく感覚があります。山も、音楽も、わたしも、生きものなのだなぁ〜っと、命に対する感謝を感じずにいられません。これからも、『そこに山があるから』登り、音楽を作っていきたいと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

9月1日にライブ開催いたします。
さらに成長させた『BIJINSAMA 〜星々の光を集めて〜』も演奏いたします!
よかったら♪聞きに来てください〜。

ご予約は、こちらから!下北沢音倉予約フォーム








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