懲りないひと
助けてと言えたらそれは強さだと教えてくれた人よ助けて
もうなにも信じないって決めた日の星占いの結果が怖い
犯人は土地勘のある人物でだれよりさみしい海を知ってる
また伸びた爪のやつめを切り落とすぼくの一部がゴミ箱へゆく
パンダ見てパンダさんっていうきみのポケットのなかにある遊園地
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こんばんは、サブスクで「聖剣伝説3」のBGMが聴けるっていい時代ですよね。私はリース派でした。
さて、性懲りも無くまた文学フリマ東京に申込みました。新刊に向けて短歌と詩の本を作っているのですが、年末年始にかけて100首詠んで53首捨てましたボスケテ。
冒頭の5首は収録予定ですが、推敲して消えてなくなるかもしれません。なので記念碑的にこちらに載せておきます。
「懲りない」はある種で創作継続の秘訣になるかもしれません。小説も詩も短歌も俳句もまだまだまだまだ(「まだ」が足りない……)すぎて泣けてきますが、いつも「楽しい」が動機であり続けるから、懲りない。わざわざ懲りることもないよね、とか実は思ってたり。
今日、どうしても用事があって神保町の三省堂書店に行ったんです。仕事のためにやたら分厚い法律関係のとても眠たくなりそうな本(読破できる自信がない)を買って、その足でせっかくなので短歌のコーナーに寄りました。
そこで、歌集を2冊買いました。短歌のハウツー的な本も1冊。読んでみて、自分の中で「これだ!」というひらめきあり、「こうなのか……!」という気づきあり、「お前はまだまだだ〜」のリフレインあり、実りの多い買い物ができてよかったです。
雨の神保町、傘を忘れて濡れそぼってしまいました。慌てて入ったサンマルクカフェのココアがあたたかかった……。すずらん通りの「マギアヴェリの食卓」にいつか行きたいと思いつつ(看板の前を通っただけでランチはサンマルクカフェのパンでした)。
今日はとにかく寒かったです。湯舟熱めにしたのでちょっくら浸かってきます。皆さまもあたたかくしてお過ごしくださいね。
よくぞここまで辿りついてくれた。嬉しいです。