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短歌 夢 十首

1
封筒の切手を丁寧に剥がすのは夢から覚めるのが下手だから

2
クッキーが焼きあがるまで起きないで銀世界だと気がつかないで

3
白線の外側へゆく人たちに手をふり返す冬の夕暮れ

4
イルミネーションの明滅きみがいま壊れゆくこと合図している

5
さかさから読んでもトマト悔しくて白いワンピでナポリタン食う

6
夜空からぶら下がる星つかまえて小さな部屋の一隅照らす

7
葬列で花を持つひと優しさをこの日のためにとっておいたの 

8
あかねさす暮れの舗道をふたりして土鳩の真似をしながら歩く

9
マグカップに星を浮かべて飲み干した罪に問われる夢をみました

10
夢は夢のまま終われば夢である きみは寂しさをよく知ってる


明日から実家に帰ることになりました。夫の運転で向かいます。早ければ、5時間くらいかな。

なので、今年も「年忘れ創作 助手席deチャレンジ」を実施します。2年前の帰省時はこんな作品を車中で書きました。掌編小説です。よかったらご覧ください。

今年は何を書こうかな〜。もし明日なにかアップされていたら、「ああ書けたんだな」ってそっと拍手をください(?)。笹塚の2021創作納めになります。

大掃除が終わって(というか、大掃除には終わりなどはないので終わらせた。「アゲハ蝶」の旅人みたいに)、ひといきついています。

エアコンが無事に届いて、腕利きのプロに設置してもらえて(大感謝!)、暖かい室内が実現できております🥲う、嬉しい……!

ではみなさま、また明日っ!(と、自分で自分を追い込むスタイル)

記事をお読みくださり、ありがとうございます!もしサポートいただけましたら、今後の創作のための取材費や、美味しいコーヒータイムの資金にいたします(*‘ω‘ *)