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あたたかい闇(近況報告)

ご無沙汰しています、笹塚です。ようやくゆっくりnoteを見られる環境になったので、一週間以上前の記事から順に皆さんの作品を追っていたら、案の定スキロックがかかりました。ロックがかかるほどスキな作品と出会えて、改めてnoteってよいなぁ、としみじみしています。

ここ10日間ほど、すっかり不義理でした。ごめんなさい。それでも、いい意味で気にしないでいてくれた方、気にかけつつも待っていてくれた方、久しぶりの投稿で「誰?」な方、いろいろいらっしゃるとは思いますが、とにかく「繋がり」を保っていてくれたことに心から感謝します。そのこと自体が、大きな支えでした。

あまりネガティブなことにフォーカスしても楽しくないので、未来志向というか、小さな希望を撚り合わせて長い糸を紡ぐように、日々をゆっくり丁寧に味わえていけたらいいな、と思っています。noteがその生活のなかでますます大切になってくるので、これからもあれこれ発信していけたら。やってやるわよ。

このかんの気づきとして、自分の価値観や情報がアップデートできていなかったことも多くありました。新しい情報を得ることが、これからの希望に直結するという経験をたくさんして、目から鱗どころかピッチピチの桜鯛が何匹も落下しました。

私は笑顔でジリジリ距離を詰めてくる人が苦手です。特に昔むかしの入院時代にくらった医療従事者らからのダメージによる不信感は根強く、「大丈夫ですよ」とニコニコ薬を差し出されると条件反射で(無理!)と心を閉ざしてしまいます。

そんな私の性質を知ったのか、今回とてもいい出会いをしました。私とそう年齢の変わらない方なんですが、やってることは誠実なのに、まぁ口が悪いこと(褒めてます)。曰く、

「通院しながら闘病してる人も当たり前にいるんで。仕事できますよ、全然。え、休めると思った? まぁ口実にするのは個人の自由ですけど、その場合は診断書は書けません。無理はしてほしくないけど、わざわざ『だめです』みたいなお墨付きを書くのはできません」 

「あと、これはこちら(医療提供側)のわがままなんだけど、もう少し信頼してくれると助かります。笹塚さんの気持ちもあるだろうけど、ここはそことは全く違う場所なんで、その『気持ち』を持ち込まれても正直困るんです」

「あと、これだけは声を大にして伝えときますが、笹塚さんは大丈夫なんで、気持ちから先にダウンするのはもったいないです」

( ゚д゚)

うわー……。まじか。まじか!!

ビッタビタに浸ってた自分の恥ずかしさはエクストリーム。なんだよー仕事休めると思ってたのによー(そこじゃない)。

ほんとすみませんでした。。私、どうも大丈夫らしいので、これからもぽつぽつ創作していけたらと思います。この経験もそのうち、活かせたらと思いつつ、今はとにかく恥ずかしいです。。入る穴ならセルフでdigging。

ことの終始を徹底して引きの視点で睨んできた夫は、今回のことに対して言葉を並べるようなことはしませんでした。その沈黙こそがありがたく、彼の思慮深さというか深すぎてもはや闇レベルの優しさに包まれながら、やっと穏やかな週末を過ごせそうです。

友人の提案で、「治療そのものではなく『これから何がしたいか』という目標を持つことが大事」ということで、この場を借りて今後の目標を明文化しておきます。書くと達成に近づくらしいよ。

①文学フリマ東京39(今年12月開催)に出店する

信頼する友人たちにはこっそり伝えていたのですが、次回の文学フリマ東京にも出店を予定しています。新刊は難しいかもですが、あの場の「本気を出した物書き系クリエイターたちによるセレブレーション」的雰囲気をまた楽しみたいのです。

②短歌の賞に応募する

このことは、うっかり母にも話してしまったのです。。何を血迷ったか、しばらく短歌を作らずにいたら「短歌王におれはなる」的な気持ちが高ぶって、つい口走ってしまいました。母も短歌を作る人なので、私の決意をニコニコ(ニマニマ、かもしれない)聞いてくれました。うん、やるぜ。やってやるぜ。

この二つを叶えるため、これからものんびり創作していきたいです。お仕事も頑張るけど、心身を削るのは違うよなぁ、と痛感しました。

◈最近の「あっ」

地元のバスに乗ったとき、穂村弘の有名な短歌「終バスにふたりは眠る紫の<降りますランプ>に取り囲まれて」を思い出したんですが、押されたボタンを見て気がついてしまったのです。

とまりますボタン
とまりますボタン

「おります」じゃない……!

どうも、気づかないほうがのびのび暮らせるであろう違和感を、私はたくさん感受してしまうらしく。そのせいでさんざん泥をすすってはきましたが、泥の味を知っていること自体を強みにしていくくらいの図々しさなら、少しずつ身についているようです。

改めて、繋がってくれている皆さん、これからもどうぞよろしくお願いします。笹塚があれやこれや不器用にもがく姿を、そっと見守ってくれると嬉しいです。

実は、目標の③に創作大賞への応募、があるんですが、時間的に厳しそうです。でもなぁ、やるだけやってみるかなぁ。

あたたかい闇があることほんとうに優しいものはただそこに在る

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