利益を上げるために、複雑に連携され循環していくエコシステムを構築しよう！
この記事の続きになりますが、お客様にはシンプルにわかりやすく見せながらも、経営・運営側は複雑に入り組んだ仕組みを作っておくことが、売上を上げて利益を出す経営では重要になります。
例えば、AとBの商品を扱い、AとBを含むCというサービスを展開しているとします。
そして、それぞれの商品を買ってくれている顧客層はすべて違っているとします。
でも、Aの商品を買ってくれているお客様にBの商品の魅力にも気付いてもらい、その両方を含めたCのサービスを受けてくれたら、もっと良いと思いませんか？
また、Cのサービスを受けてくれているお客様が、それとは別にAの商品をまとめ買いしてくれて、Aを知人に紹介してくれたら、さらに良いと思いませんか？
このように、それぞれのお客様がすべての商品やサービスを巡回していくような仕組みを作っておくんです！
ただし、これは決して押し売りするのではなく、お客様の方から「これも欲しいです！」と言ってもらえるような仕組みにしておくこと。
このように複雑に入り組んでいながらも、すべてが綿密に連携し循環していくような＂エコシステム＂のような仕組みを構築していくんです。
私は新しい事業展開やサービスを考える時、必ずこうした計画を設計図にして書き出しています。
これを＂導線計画＂と呼んでいて、この導線計画をもとにして、既存の商品・サービスと新規事業が連携して売れていくようになるための打ち手を考えて、それを実行していきます。
マーケティングを少しでもかじった方ならご存じだと思いますが、フロントエンドからバックエンドへの誘導が、この導線計画のベースとなっていて、フロントからバックへという一方向の単純導線だけでなく、まるであみだクジのように縦横無尽に導線が巡らされている仕組みを作っていくんです。
こうしてビジネスの運営側では、様々な商品・サービスが複雑で入り組み、循環していくエコシステムを構築し、それを外から見るとすごく単純でわかりやすいことしかやっていないように見えるように、華麗に操っていくこと。
これがビジネスの仕組み作りと運営の目標地点になります。
ただ、このエコシステムの構築には、商品・サービス、強みの洗い出しや、適切な顧客設定などマーケティングのノウハウが必要になるので、少し難度が高いかもしれません。
導線計画のやり方については、また今後詳しく解説していきますね。
あなたのビジネスでは、連携されて循環していくような仕組み作りができていますか？
一度、自分のところのビジネスを客観視して俯瞰してみる時間を取ってみることをオススメします。
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