「難しい」という思考停止から抜け出す3つの質問(を考えてみた)。
先日 Nサロンゼミ「自分を知るとはどういうことか?」の佐渡島庸平さんのセミナーに参加しました。
セミナーに参加しようと思ったのは、佐渡島さんだったら「自分を知る」ということを面白くお話ししてくれるのでは、と興味が湧いたからです。佐渡島さんならではのエピソード満載、予想通り、というより予想以上の面白さの2時間。
それらについては他の方々に譲るとして、ここでは私が印象的だった「難しい、という言葉を使わない。これは思考停止になる」というお話についてでした。詳しくはこちらの池田さんのnoteが参考になります。
では、ここで上のリンクからそのことばを引用させていただきお話を進めさせてください。
「難しい。そう発する人は思考停止していると思うのです。今の自分の価値観で決めつけてしまっている。
難しいって思う方がラクなのです。難しいって言葉って抽象的で曖昧ですよね。難しいって言葉は、何がどう難しいのか深掘り、言葉の解析度を上げる必要があると思います。
何が難しいのか、具体的になっていけば、難しくなくなる方法はいくらでも見つかるはずです。ポイントは負の状態(難しいetc)に対する解析度を上げ、課題を具体化することです。
そして、この瞬間私は思いました。
😝😝😝「うわっ、この話、難しい!」😝😝😝
あはは、言われた矢先に自分の価値観で決め込んじゃってる(笑)。おっと思考停止になるところでした!
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私も含め、おそらく参加者のみなさんも頭では理解していたかと思います。
けれど、「実行に移す」のは意外と大変だろうなと思ったのです。
どうやったら「負の状態(難しいetc)に対する解析度を上げ、課題を具体化すること」なのかを考え出すのはなかなか大変なことです。
何しろ本人は「思考停止」、つまりはフリーズしてるようなもんですから。
じゃあ「どうしたら思考停止から抜け出して、負の状態に対する解析度をあげて課題を具体化できるだろう?」ということを考えればいいわけですね。
言い換えれば、フリーズから思考停止を解くための鍵があればいい。
そしてそれが「自分を知る」というこのセミナーのテーマと繋がっているとなお素晴らしいなあと思いました。
というわけでじゃじゃーん、お待たせしました。
これが「思考停止からリブートするための3つの質問」です〜!!!
✨✨「思考停止からリブートするための3つの質問」✨✨!
●どうして私は、これを"難しい"と思うのだろう?
●「何が(どこが)どうだから"難しい"」と私は思うのだろう?
●それを解決するには、何があればいい/どうすればいい と思う?
ここで大切なのは、問いの相手は自分自身だということです。
「状況」や「相手」を関心の対象にしていません。対象は「私の思い」「私のこころ」「自分自身」。
佐渡島さんがお話しされたとおり、「難しい」は自分の価値観です。価値観を「思い」と言い換えてもいいでしょう。
そして「難しい→おしまい」となっていたら確かに思考停止ですね。
ここで必要なのは「思考停止」になる価値観は自分のものですが、その価値観を産んでるのは他の誰でもなく自分自身だという視点です。
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思考停止になる時は、この視点を見失っていることが多いような気がしませんか?
その代わり、相手や状況に原因があるから、私の「難しい」という価値観が生まれているという「相手原因説」になっているなあと思うのです。
もちろん、相手や状況の状態によって「難しい」という価値観が生まれるかどうかは左右されます。けれど同じ状況を「難しい」と思わない人もいるかもしれないのですよね、世の中には。自分が知らないだけで。
つまり「自分の中の何か」が「難しい」という価値観を生み出しているということです。「難しい」という価値観(思い)も、自分の内側から生まれたのです。「状況」の中の、何かを自分が解釈した結果が「難しい」というラベリングになっている。
その「難しい」というラベリングを生み出した思いが自分の内側にあるはずです。それを探してゆく。
「難しい」と言っている瞬間には、この内なる思いには気が付いていないことでしょう。それを取り出していくための最初の質問この3つの質問です。
言い換えれば、相手や状況の何がどうだから、自分にとっては難しく「見える」「思える」のだろう?と探していくということです。これが佐渡島さんのおっしゃるところの「深掘り」であり「言葉の解析度を上げる」ことにつながっていくことでしょう。
「当たり前すぎること」って人は語らないものです。セミナーの中で、この「思考停止を抜け出すための具体的な方法」についてお話されなかったのは、佐渡島さんが自然にこうしたことができているからなのかもしれないなあと思いました。このへんは「起業家マインド」。かっこいいなあ。
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「難しい」という思考停止。これは言い換えれば「物事に対して目をつむってこれ以上丁寧に見ようとしていない状態です。
「どうして自分はこう思うんだろう」ーという自分自身に対する嘘のない立ち位置が「難しい」と思わせる出来事への目を開かせることでしょう。それは「自分を知っていく」ということにもつながっていくことです。
そして「難しい」と思って思考停止になったとしても、自分自身に対してダメ出しをする必要もないだろうなあと思います。
「私は難しいと思った。できないと思った」それだけです。
自分に対するダメ出しは、自分の自分に対する価値観だけのこと。他の人はそうは思っていないかもしれません。「自分がダメだと思ってしまっている。けれど、解決方法がまだみつかっていないだけ」です。
自分に対するダメ出しが始まったら、疲れが溜まっているかもしれません。ゆっくり休むこと、誰かの手を借りることも。
とても面白いセミナーでした。参加してよかった。
今日も読んでくださってありがとうございます。
自分にやさしくお過ごしください。
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