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9月23日は手話言語の国際デー

マンガ「聲の形」(こえのかたち)が好きです。
胸がギュッとなる苦しい展開もあるんですが、奥深く心を揺さぶります。

以前、窓口業務をしていた頃、口話ならできるという方が手続きにいらっしゃったことがあります。

「口話」というものが初耳で驚いたんですが、唇の動きを見て伝わるというので、できるだけハッキリと唇を動かして話したところ、難しい内容も伝わって感動しました。

当時コロナが一番脅威をふるっていた頃で、町中にアクリル板が設置されたりした頃だったんですが、口話のためにマスクを外さなくてはならず、みんながみんなマスクをしているこの時代に、耳が聞こえないというのはとても不安だろうなと思いました。

それ以来、手話というものに興味を持ち、一度、高知市の手話の勉強会に参加しました。この研修は本来、市役所の職員向けの研修会だったのですが、私も入れてもらうことができました。
高知市には、「高知市手話言語条例」というものが制定されています。

手話は、耳が聞こえなかったり、聞こえづらい方の「言語」です。

【裁判要旨】
「聴覚障害者であるXが交通事故により手関節、肩関節に障害を負い後遺障害が残った事案において、Xの手話言語能力喪失による後遺障害について、口話と手話の手段の違いに照らし、意思疎通が可能かどうか、手話能力がどの程度失われているかを中心に個別的に判断するのが相当であるとし、自賠責後遺障害12級相当と認定された事例」
(事件番号:平成20(ワ)40、事件名:(交通)損害賠償請求事件、裁判年月日:平成21年11月25日)

手話が言語であることが認められた判決です。(名古屋地方裁判所判決)

事故後、利き手である左手が動かしにくくなり、話し方が変わったと周囲から言われるようになった状態を「言語の障害」と認められました。

手話は、手話を使う人にとって大切な言語であると多くの人に知ってもらえると嬉しいです。


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