やっぱりお米っておいしいね

調子を崩しだした頃から、ダイエットだと言って、お米はおろかまともに食事を摂らなかったムスメ。
何とか食べさせようと、夫婦であれこれ言っても頑なで。

小さい頃から、
気持ち良い程よく食べるのが愛らしかったムスメが、
カレーとお肉とチョコレートが大好きだったムスメが、
食べない。

私は仕事では、鬱を疑う人には必ず、食事と睡眠がとれているかどうか聴きますが、やはり食べ(られ)ないことと寝(られ)ないことは、生活の中で一番心の健康に関連していると思います。

ムスメが調子を崩しだしたキッカケは、連日の課題をこなすための睡眠不足と、半端なダイエットでの食事制限だったと、一年後の今振り返ってみても確信しています。

学校に行かなくなってしばらくした頃、
食事中にふとムスメが言いました。

「やっぱりお米って美味しいね」

家族みんなで、やっと分かったんかーいのツッコミを入れつつ、嬉しくなりました。
そうだよ、ご飯は美味しいんだよ。

鬱になってから、ムスメはご飯の味もろくに分からなかったのかもしれません。
少しずつ 少しずつ、おかしなダイエットこだわりが消えていくにつれて、笑顔が増えるにつれて、食事量が増えて、一年後の今は普通に食べるようになってきています。

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