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私の本当の部分 また占領される

自分をずっと見つめてきた。

周りに流されてきた人生で、うまくことが運ぶような人生ではなかったから、自分から逃げることをやめた。

そうし始めてしばらくしてから出会った人だった。

自分と似てるような正反対なような。彼に対する苛立ちは自分に対するものと同じだったり。

色んな偶然も、出来るだけ見ないようにした。

見えないものを仕事にしている私だけど、全て「それだけ」で判断はしない。

夢物語だとか妄想だとか、そういう頭の中だけの「理想」というもので、世の中を渡ってはいけないことも経験してきて失敗もしているから。

「こうだったらいいな」にどっぷりと浸かり過ぎて抜け出せなかったこともあるし、そういう人も見てきたし。

「希望的妄想」なのか「なんらかのサイン」なのかの区別はつかなかった。こと自分に関しては。

だから私は「全て信じない」を選んだ。


前にも彼とは距離を置いたことがある。

といっても私からそうしたわけじゃなく、怒らせてしまったからなんだけど。

その時も自分の気持ちを正直に伝えた結果だったんだけど、伝え方が悪かったのと「本音」ではあるんだけどもっと奥の部分ではなかったから。

「もっと奥の部分」は言ってはいけないと思っていたし、それを知られることで二人の関係が壊れるんじゃないかと思ってた。

まだ強い絆が生まれているとは思えなくて、彼を信頼していなかった。

というよりも、自分が信頼されている実感がなかったから。

その距離を置いている時にも起こったことなんだけど。

やたらと彼の「名前」が現れる。

ただの偶然と思って「私は過剰反応しているだけだ」と思っていると、これでもかこれでもかと、連続して目の前に現れる。

最初は「文字」だったのが「音」として入って来る。それがどんどんエスカレートしていって、終いには「同姓同名」が現れる。

「まさか」と感じ取るとパタッととの現象は収まる。


そして今。

もう会うことはないと思っている。

なのにまた始まった。

そろそろ平気になるなってタイミングで同じ名前が目に入る。耳から聞こえる。前回と同じように同姓同名が現れる。

それが本当にひどくなってきた。

同じ名前の人物が目の前に現れるようになってきた。生きてる生身の人間として。

それが今何人目だろう。

そう思ったら 彼を思い出させるような似ている人も現れた。

一体これはなんなんだろう。


まだこれも私の自意識過剰と執着心がそれらを見せているんだろう。

だけど、そうやってまた頭の中を「彼」が占領していくのが分かる。


早くすっかり忘れたい。「そういえばそんな人もいたな」と思いたい。


ただね。

その彼の存在が私の中に留まっていることを自覚すると。

彼を忘れてはいけないのかなと感じると。

今の軸がしっかりしてくるのが分かる。


離れているからこそ、この「軸」が今は成り立っていることも分かる。

あの時離れるべきだった。自分でもそう感じた。

あれは彼に対する「諦め」じゃなかった。

自分を成長させる「希望の道」だった。


しがみつくのか、自分らしく生きるのか。

私は自分らしく生きることを選んだ。


そうしようと思った時、綺麗な夕日が照らしてくれてて「そういう事なんだな」って思った。

だからすぐにその夕日の写真を撮った。


私は熟考して物事を決める。

でも直感が自分の中から湧いた時には、行動が早い。

そしてそれは必ず「正しい判断」であると自負している。

今回もそうだと思っている。間違いではない。

それを自分自身に確認できた今。珍しく心の中に「区切り」のようなものが見え始めた。




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