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ひとつになれたら


郵便局に行ったら、対応してくれた局員さんの笑顔があまりにキラキラしていて、すごく癒された。

肌が白くふんわりとしていて、赤ちゃんのような柔らかさを醸し出していた。


人がイキイキとその人らしく在るだけで、まわりの人をこんなにもしあわせにしてしまうその力を、身に沁みて実感した。



わたしは、娘が小学校から帰ってくる瞬間が、とても好きである。



帰宅したときの表情、纏っているものから、彼女の充実ぶりが伺える。


娘が見つけた四つ葉のクローバー


今日も楽しかったんだね、よかったね、と、わたしも同じだけの充実感を得られている感覚になる。



そして、わたし自身も、ただ自分らしく在ることにエネルギーを注ごう、もし人に義務があるとしたら、それは心地よく在ることだけだ、と、いつも改めて思わせてもらえる。



ついつい、自分の役割以外のものごとにも、責任を持とう、管理しようとがんばりすぎてしまう機会の多さに、もっと世界を信頼しちゃえばいいんだよなって、気付かされる。



先日、娘と映画を観にお出かけした。

我が娘は、いつも歌い踊りスキップしながら歩く。
楽しそうで、ありのままで、素晴らしいと思う一方で、ショッピングモールなどの人が多いところだと、人にぶつからないか、ヒヤヒヤする瞬間がある。




その時も、監視の目がひかった瞬間があり、気をつけて!と強めの口調が出た。



その瞬間、身体にイラッとしたエネルギーが流れて、さらにイラッとしそうになった。



でも、気が付いた。

わたしは、自分の出したエネルギーにイラついていた。そして、それは、人様の目を気にしている恐れの裏返しの行動だった。



本当は、娘が自由に動いていることが、ダメだとも危ないとも思っていないし、本心では好きにしてくれ、なんならわたしも一緒にスキップしちゃうぞ的な感じである。



自分の感覚とズレた言動を取ると、身体中に不快感が走る。



一瞬の出来事に、そんなことを痛感させられたので、もう、わたしは、わたしの感覚だけで、娘を見守ろうと決めた。



それが、自分を、世界を信頼することだと思った。 
 




おかげで、その日はとても素敵な一日になった。



さまざまな場面で、人の助けや支えを感じ、その思いやりに心癒された。



映画のあと、遅めのお昼を取ることにした。
フードコートでの食事は、自分でお膳を運ばなければならない。いつもなら夫がいてくれるが、その日はあたりまえだが、娘の分もわたしがやらなければならなかった。



「一個ずつ、お膳を運びますね。」とレジの方に伝え、ひとつ運び終わって、店先に向かおうとした矢先、お店のスタッフらしき方がもうひとつを運んできてくれていた。



ただただありがたく、感謝の気持ちが溢れ「ありがとうございます。助かりました。」と伝えた。
すると「食べ終わったら、お膳はそのまま置いたままで大丈夫です。後で取りに来ますので。」と仰っていただき、その心遣いにさらに胸打たれた。



返すときは、中身が空なので、器を重ねて、軽くしたお膳を娘に一つ運んでもらえたので、それもまたうれしくて楽しい体験になった。



そのあと、ぶらぶらとお店を見ていたら、素敵なアクセサリーを見つけた。



近くにいた店員さんに声をかけて、いくつか出してもらった。
肌の調子を考えて、これまでアクセサリーの装着を控えてきたけど、この夏は可愛いのをたくさん付けてファッションを楽しみたい気持ちがあった。



ドキドキワクワクしながら試着していると、ついてくれていた販売員さんの対応が、とてもテンポ良く、直感的で、わたしの脳に、その電波がビビビッと届いた。



その瞬間、自分が販売員をしていた頃の接客での、直感的なひらめきのなだれが、今ここに蘇った。



とにかく、選んだアクセサリーが、見事なコーディネートになり、その流れるような勧め方にうれしくなった。



寄り添う接客ではなく、ひらめきで提案するスタイルが過去の自分と重なって、滞っていた脳内の神経が繋がった気がした。



とにかく、ワクワクと楽しくうれしかったので、「勢いがあって勧め方がお上手ですね。」とそのまま伝えた。



とても楽しい買い物時間を過ごすことが出来た。

あと、その買い物中に、見知らぬおばさまが、わたしがイヤリングを付ける姿を静かに微笑みながら横でジーッと観ていたので、なんだろう?と思ったのだが、嫌な感じはしなかったので、ニコッと微笑み返した。



よくわからないけど、いろんな人に助けられ、支えられ、見守られているんだなって、ただそう思えたから、何もかもが必然で、かけがえのないひとときだった。



帰り道、家の近くのあるお宅の軒先に、かわいい花が咲いていた。



娘が一所懸命に写真を撮っていると、そのお宅のおばさまが、ひょっこり顔を出された。

「あ、お花の写真撮らせてもらってます。」と言うと、「どうぞどうぞ。」と仰ってくださり、そのあと「もうお家帰られます?」と聞かれたので「はい。」と言うと「よかったら花持って帰られませんか?」と、捨てるつもりだったという、お庭のお花をくださった。



かわいい白いお花。
うれしくて、帰宅して、夫に言うと、俺もお客さんに、庭で育てている薔薇もらった〜と、すでにテーブルの上に飾られてあった。




お互いに花をもらって、それぞれ帰宅するわたしたち。

なんとも言えないしあわせなシンクロに包まれた。




出来事ひとつひとつを丁寧に見つめて感じれば感じるほど、充実感に満ち、生きている実感があふれる。

言葉にならない心地よい意識の中を漂い、ただただわたしの魂は満たされていた。



人と直に関わることでしか得られない悦びを、改めてたくさん味わうことが出来たこの日、生きるということ、その深遠さを噛み締めた。

関わってくださる全てのいのちに、感謝できる自分がうれしくて、そばで支えてくれる人の普段は見過ごしている思いやりにも思いを馳せた。

妻であっても、母であっても、わたしはわたし。

ここまでの道のりは平坦ではなかったが、そばにいてくれる人を大切にしようと思った。


郵便局で素敵な笑顔に癒されたあと、散歩の道中で描き始めたこの記事。

玄関の前に着くと、扉に張り紙がしてあった。


娘からの粋な計らい。どっちが母なんだかわからない。娘はわたしが名前で呼ばれると、よろこぶことを知っている。郵便局へ行っただけで労ってもらえるなんて。うれしいな。ありがとね💚


最後に、娘と観た映画。
すごく心に響いて、感動で胸がいっぱいになった。


歩いてゆこう
ひとつになれたら、なれたら
世界は変わる

心の奥に隠している
傷あと見せて
風に希望はためいて

終わらない旅をいざゆこう
終わらない旅をいざゆこう

♪SING -ネクストステージ-




魂の自分を生きる

その一歩を踏み出す勇気が

世界(わたし)を変える





おまけ🍀

BEAMSで買いました💚
大ぶりのイヤリング
ネックレス&風Tシャツ




今年はカラフルな夏、楽しみます✨


最後までお読みいただき、ありがとうございます✨


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