NPO法人ここのば設立の背景と代表理事の思い

こんにちは。NPO法人ここのば代表理事の百瀬です。私たちは、愛知県西三河エリアと大阪市淀川区を中心に活動するNPO法人です。

私の息子は、現在小学5年生ですが、5歳のときに自閉症スペクトラムと診断されました。
当時、私たちは障害を持つ子供を育てるという経験が全くなく、まさに手探りの状態でした。息子は小学校に上がってからも学校に通うことができず、多くの時間を放課後等デイサービスで過ごすことになりました。私たちは自閉症スペクトラムの子供を持つ親として、多くの困難と直面し、息子自身だけでなく、私たち家族全体に影響を及ぼしていました。

先天的な障がいを持つ成人や児童は約10%いると言われています。これは発達障害の認知度が上がることで、障がいを持つという自他の認識が増えている結果かもしれません。しかし、その一方で、障がいを持つ人々やその家族が直面する困難は多く、社会的な障がい者やその家族に対する理解や適切な支援はまだまだ不足しています。

私たちがこのNPOを設立する目的は、障がい者やその家族のサポートを強化し、障がい者が自分らしく生きていくことを支えるためです。それは、就労支援や学習支援だけでなく、心のケアや家族全体の支援を含みます。
NPO法人として活動を選択した理由は、私たちが目指すものは営利目的ではなく、社会貢献に重きを置いているからです。また、私たちの活動は行政や地域社会との連携が不可欠であり、それを可能にする形態としてNPOとして活動することが最適だと判断しました。

私たちは、障がい者が社会で活躍できるような環境を整え、障がいを持つ子供たちが学校に行きたくなるような場所づくりを目指しています。そして、その家族が心から笑える日々を送ることができるようにサポートしていきたいと思っています。

特定非営利活動法人ここのば 代表理事 百瀬洋介