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事業部長として固まった覚悟。長期的な成長を見据えた「寄り添う」姿勢‐Cocone V Advent Calendar 2023 #24‐

こんにちは。cocone v note編集部の留置です。
シリーズ「Cocone V Advent Calendar 2023~今年の漢字1文字~」では、cocone vのリーダー全員を対象にインタビューを行い、今年の活動やこれからの挑戦、それぞれの思いを伝えています。

第24回目のインタビューはゲーム事業部 事業部長の三原さんにインタビューを行いました。

今年、cocone v初の新規ゲームプロジェクトが本格始動。
体制の変化の中で三原さんの事業部長としての覚悟が強くなった1年でもありました。
既存ゲーム成長と新規プロジェクト進行の両立、そして去年と異なるマネジメントへの挑戦についてお聞きしています。
三原さんの選ぶ「今年の漢字1文字」は何になるのかを想像しながらご覧ください。


長く愛されるサービスの「次」を見据え、成長のための環境を整える

留置)ゲーム事業部の活動について教えてください。

三原)cocone vはゲーム運営事業から始まった会社ですが、現在は運営していたゲーム事業を引き継ぎ、事業会社として複数のゲームサービスの企画・デザイン・運営・開発・プロモーションまでを担っています。

私の役割は、一言で言うと事業が上手く回る環境を作ることです。

  • 事業が成長し継続していくための大きな方針を決める役割

  • 様々な役割を持つメンバーを取りまとめる人の管理

  • メンバーが働きやすいよう環境・機材・ツールなどの管理

などがあります。

私達が携わるゲーム事業は歴史が長いものですので、まずはこれからも長く遊び続けていただきたいという思いでゲームづくりに取り組んでいます。

企画チームのアイパーにいさんもインタビューで「現状維持は退化」と話していましたが、私もその考えに近くて、大事な要素は守りながらもただ同じことを継続するのではなく常に「新しさ」を取り入れることを意識しています。

企画チームアイパーにいさんの記事↓

cocone v初、新規ゲームプロジェクトが始動

留置)今年の印象に残っている出来事はありますか?

三原)事業の面では新規ゲームプロジェクトが本格始動したことが印象的です。
今までcocone vのゲーム事業は、運営会社だった時代に運営していた事業を引き継いだものなので、0ベースから企画して作っていくというのは初めての経験でした。

私はcocone vに入社する前に新規ゲーム企画を担当した経験がありましたが、この会社では新規が始めてのメンバーも多かったため誰をアサインするのか、その上でどのくらいのスピード感で出来るのかが手探りだった部分もあります。

当然、既存のゲームを成長させ続けながらメンバーをアサインしなければなりません。
メンバーの希望を聞きながら、既存には体制が変わっても状態をフォローし組織を育てられるメンバーを、新規には特に能動的なメンバーと新しいアイデアを取り入れるため今年採用したメンバーをアサインしました。

私は事業部長としてどちらのプロジェクトも見てきましたが、特に新規の方のマネジメントは新しいメンバーと新しいものを作っていくということで、スケジュール管理が難しい部分もありました。
cocone vにとって初めての0から作るゲームということで、お客さまが改善に期待してフィードバックをくれるような状態で出せるよう、中途半端な形では出せないという思いで気を引き締めてプロジェクトを進めています。

留置)既存ゲームについては、今年は特に「歴史の長いゲームでもこんな新しさを感じられるんだ」と感じられました。
新しい価値を生み出し続けた理由はあるのでしょうか。

三原)やはり、作り手が変わればサービスも変わります。
今年は既存ゲームの企画チーム長が変わり、新しいメンバーも変わっていったことが事業にも大きな変化を与えたと思います。

長く続いているタイトルですので、今までやってきた当たり前や凝り固まっている部分もありますが、それを考え直す機会を作り、歴史という良さを活かしながらも常に新しさを生み出したいという姿勢で取り組んできてくれました。

結局何が面白いのかはお客さまが評価するものなので、出してみないと分からない部分もあります。
新しい施策こそ未知な部分が多いですが、自信を持って出すという考え方がチーム長、メンバー共に根付いていると思います。

事業部長として固まった覚悟。長期的な成長を見据えた「寄り添う」姿勢

三原)私個人の話だと、リーダーとしての姿勢が変わった1年でした。
去年末から今年頭にかけて、事情があり私の上司が業務をお休みされ、そのままチームから離れることになりました。

それまでも事業部長をやってきましたが、自分の中で大きな存在であった上司が不在となった時に改めて「自分が事業部長としてしっかりやっていかないと」というプレッシャーを感じました。
その出来事でリーダーとしての覚悟が強くなり、今年1年の私の姿勢を変えていったと思います。

意識したのは、自分の仕事を任せられるようにしていくこと。
極論、リーダーがいなくても、事業や組織が滞りなく回っていく状態を作ることです。

リーダーとして特に優先度の高い役割は、

  • プロジェクトの方針・問題解決のための決定をすること、決定に対する責任を持つこと

  • そして人事イシューにきちんと向き合い、スピーディーに解決すること

の2つです。

特に、決定についてはもっと現場に任せたいという気持ちがあります。
現場の力がついていき、現場で決められる裁量が大きくなり、現場が最適だと思ったことを進めていけるのが理想的な状態だと思っています。

そうなっていくために、メンバーが判断をするためにどういう考え方をすれば良いのかを学ぶ機会を多く作れるように心がけてきました。
リスク面の管理はできるように側で見守りつつも、メンバーの方で判断・決定してアクションし、それが正解だったのか上手く行かなかったのかを振り返るという経験を積んでもらいました。

特に私はゲーム企画を経験してきたので、企画メンバーとのミーティングや動き方に対して口出しすることも多かったのですが、今年は見守りながらもメンバー主導でアクションしてもらうようにしました。

事業部内のチーム長達にも同じく、まずは任せるというスタンスを取ってきました。個別に1on1で会話していますが、結局、問題や課題が発生した場合アクションするのはチーム長達です。
解決できないことがあれば私もフォローしますが、チーム長達がそれぞれ解決できるマネジメントスキルを自分で掴んでいかなければならないと思います。
チーム長が大きく判断を間違えそうな時以外は口を出さず、まずは自分で考えてやってみてもらう。常に見守りながらも多くの判断とアクションを任せてきました。

組織を変えていきたい・成長させたいと思っても、何か1つやったからといって大きく変わるものでもありません。日々の積み重ねや細かい事で徐々に変化が見れるものだと思っています。
長期的な目で見て組織が全体的に成長していけるよう、寄り添い、任せるという私としてもこれまでとは異なる方針で組織を管理してきた1年でした。

結果として、全体的にメンバー自らアイデアを出したり、手を動かしたりできるような頼りがいを感じられるようになりました。

三原さんが選ぶ今年の漢字一文字は...

留置)三原さんが選ぶ、今年の漢字を教えてください。

三原)僕は「添」を選びました。

お話した通り、今年はメンバーの決定やアクションに口を出すのではなく、見守りながら成長を促せるようにしてきました。
ただ、放任するのではなく、近づきすぎることもなく「寄り添ってきた」ということでこの字にしたいと思います。

既存・新規ゲームを土台に次のチャレンジへ

留置)来年の抱負を教えてください。

三原)まずは新規ですね。安定的に運用していける体制を作り、新しいコンテンツにチャレンジできるのを目指して、まずは無事リリースすることが1つ目のマイルストーンです。

既存ゲームは今のメンバーが運営するときには運営体制が出来上がっていたので、新規については自分たちで作ったものをどのように運営していくかの過程も作らなければなりません。その過程もしっかり固めながら、成果を出していきたいと思っています。
来年はまた次のプロジェクトも見据えています。
次に繋がるように今取り組んでいるプロジェクトの土台をしっかり固めていきたいと思います。

既存は、今のメンバーが数字の面でも、マインドの面でもしっかりしていてくれるので、その良さを活かしてまたどんどん挑戦していってもらいたいと思います。

来年の個人的な目標は...有給をしっかりとることですかね(笑)。
これも「メンバーに任せる」という話に近くて、私がいない状況を作れるということはメンバーが力をつけて頼れる存在になったという1つの形かなと思います。

今は事業部長としての役割がありますので、現場の仕事はメンバーに頑張ってもらっていますが、実は私自身もゲームを作りたいという思いが強くて。
メンバーがどんどん成長して事業部長としての私の役割が新しいリーダーに任せられるようになったら、また企画者としてゲームを作りたいです。

そのため来年も引き続き「事業」「組織」、どちらもしっかり成長する1年にしたいと思います。



次回予告

お楽しみに🎄


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