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世界中の人の心を動かすステッカーデザインに挑戦 ‐Cocone V Advent Calendar 2023 #23‐

こんにちは。cocone v note編集部の留置です。
シリーズ「Cocone V Advent Calendar 2023~今年の漢字1文字~」では、cocone vのリーダー全員を対象にインタビューを行い、今年の活動やこれからの挑戦、それぞれの思いを伝えています。

第23回目のインタビューはTOYVERSE事業部 2Dデザインチーム 田中さんにインタビューを行いました。

アートトイを飾るステッカーを制作する2Dデザインチーム。
グローバル向け且つ自由度の高いステッカーデザイン制作の中でのこだわりや、田中さんが「自分には向いてない」と思いながら覚悟を決めて挑戦したマネジメントについてお聞きしています。
田中さんの選ぶ「今年の漢字1文字」は何になるのかを想像しながらご覧ください。


『TOYVERSE』の要、グローバルに向けた多様なステッカーの商品企画とデザインを担う

留置)TOYVERSEの2Dデザインチームの役割を教えてください。

田中)2Dデザインチームは、『TOYVERSE』でアートトイに貼って楽しむステッカーの制作をメインにデザイン業務を行っています。

アプリ『TOYVERSE』では、ステッカーを貼って手軽にアートトイを作ったり、自分が作ったアートトイを通じてデジタルワールドを楽しむことができる。日本では来年春頃ローンチ予定

私達のミッションは、世界中のお客さまに楽しんでもらえるステッカーを生み出すことです。
デザイン制作だけではなく商品企画の役割もあるので、かわいいもの、おもしろいもの、かっこいいもの…と、メンバーの皆さんがそれぞれ持っている得意領域を活かしながら企画・制作を行っています。
「こう作るべき」というものもなければ、ステッカーについてのナレッジもないので、自分たちでアンテナを立てて商品企画をしてきました。

これから広い地域に向けてローンチしていくと、どんなデザインが世界で受け入れられるのかがようやく分かるようになります。
今はまだ探り探りの状態ですので、とにかく幅広いデザインテイストのステッカーを制作することを心がけています。

『TOYVERSE』本格ローンチに向け、2Dデザインチームで今年12月までに約20ものテーマ、約900種類のステッカーをお楽しみいただけるよう、制作を進めています。

留置)すごい量のステッカーが用意されているんですね...!
ステッカーはアートトイを飾るデザインツールでとても自由度が高いと思いますが、制作でこだわったことはありますか?

田中)そうなんです、自由度がとても高いのでデザインもなんでもありなのですが、1つのテーマでもサイズや形が異なるステッカーを組み合わせて楽しめるように工夫しています。

田中)例えば上の画像内、右のテーマのステッカーだと、様々なサイズのブロックを組み合わせて大きなブロックの形をアレンジしたり、ブロックに文字のシールを重ねて壁の落書きみたいにしたり。
ブロックからちょっぴり怪しいモンスターが覗いているようにもできます。
こんな風に、シンプルに使っても楽しめるステッカーですが、組み合わせることでより楽しめる工夫も心がけています。

サービスローンチに向け、とにかく走り続けた1年

留置)今年を振り返ると、どんな1年だったでしょうか?

田中)今年はサービスローンチに向けて走り続けた1年でした。
2Dデザインチームは早い段階からステッカーをとにかくたくさん作ることに集中してきましたが、ローンチが近づくにつれて急激に決めることや考えることが多くなったり、他部署との連携が密になっていったりと、本当にいっぱいいっぱいでした。

留置)ローンチ前に連携が多くなっていったとのことですが、具体的にどんなやりとりがあったのですか?

田中)一部、UX/UIデザイナーさんと一緒にサービスの画面の仕様を検討することもありました。また、コンセプトムービーやイントロムービーで3Dデザインの中に2Dデザインを入れ込むこともあったので、3Dデザイナーとも連携することもありました。

サービスローンチが近づいて運営企画が進んでいくとイベントに対応したバナーも必要になってくるので、それに必要なデザインなどもUX/UIと連携してデザイン制作をすることもありました。

私はリーダーとして、メンバーの皆さんにはできるだけ制作に集中してもらえるようバタバタしてる感じを出さないように振舞っていたつもりだったのですが、簡単に見抜かれていたようで心配して声をかけてもらったりして、そのようなメンバーの皆さんの温かさに日々助けられました。

「自分には向いてない。」それでも挑戦したリーダーという役割

留置)今年の活動の中で印象に残っている出来事を教えてください。

田中)私の経験上、2回目のマネジメントの役割を任されたことが大きな変化だったと思います。
私自身、パートリーダーなどの経験は前身の会社の時代に数年前にさせていただいたのですが、そのときに「自分には向いてない」と思ったんですよね。

当時は年齢や経験も近いメンバーが同じくパートリーダーだったので、隣で細かい相談ができたり結論を出していくことができましたが、メンバーの管理や向き合い方に難しさを感じていました。
リーダーは時にトップダウンで人に指示したりすることも求められますが、私はそういったことが苦手でした。
なので管理職にはつかず、デザインに集中したいという気持ちになっていたんですよね。

今回TOYVERSE事業部でリーダーポジションになると決まったとき、これからリリースを目指す部署で、しかも社歴が近いメンバーもいないという前回とまた異なった状況だったこともあり、正直不安で頭を抱えてました。
これまで一緒に仕事をしてきた仲間ではありましたが、リーダーになること自体が不安でした。

でも、メンバーはみんな本当に真面目に頑張ろうとしてるのを近くで見てきましたし、その時期にチームを異動された先輩にも心配をかけずに気持ちよく送り出したい。
自分よがりでうだうだ言ってても仕方ないと思ったので、「頑張ります」と答えました。

実際にリーダーをやってみると、当然ですがメンバーによって経験やスキル、個性などが全く違うので、チームをとりまとめて業務を進めてきた前任者の先輩やこれまでの上長たちの力量を改めて実感しました。
お世話になった尊敬できる先輩方の背中を思い出しながら、自分なりのリーダー像を模索しています。

人事の北村さんと会話した時、「今までcocone vにいなかったタイプのリーダーになるかもしれない」と言われたことがあります。それを聞いて、私は一般的に想像するぐいぐい引っ張っていくというリーダーのタイプではなく、皆を支えていくイメージで組織運営を回していくタイプなのかなと思いました。

留置)田中さんはメンバーと調和していくという新しいタイプのリーダーという感じがしますね。
2Dデザイナーとして採用も行い今のチームがあると思いますが、田中さんがメンバーを採用する時に意識したことはありますか?

田中)スキルややる気はもちろん大事ですが、それと同じくらいメンバーが築いてくれている互いを尊重し会えるチームの雰囲気を守っていけるよう、人間性を重視していました。

よく聞いていたのが「もしメンバーと意見が対立することがあったら、あなたはどうしますか」という質問です。

今入社されているうち1人のメンバーは「自分はぶつかり合いたくはないから、まず相手の話をじっくり聞きます。」という回答をしてくれました。

まさに私たちのチームはまさにそんな雰囲気で、前提として良いものを作るために意見はどんどん出し合っていきますが、伝え方やコミュニケーションは丁寧な方ばかりです。
特に誰かが作ったものに提案したりする時は、あくまで自分の意見として制作した人を尊重する姿勢なんですよね。

新しいメンバーも含めたチームで活動していますが、とにかく色んな方向性を考えなければならない状況でも、毎朝の朝会で最近のトレンドやデザインについて皆で意見交換・ブレストしながらアイデアを出し合っています。

組織のメンバーはもちろん、社内のメンバーの優しさを感じたこともあって。
私がリーダーになるということを聞いた社内の先輩方が「田中、がんばれ!」と声をかけてくれたことが、リーダーになった時に私の背中を押してくれました。
本当に優しくてあたたかい人が多い会社だと改めて感じました。この場を借りてお礼を伝えたいと思います。

田中さんが選ぶ今年の漢字一文字は...

留置)田中さんが選ぶ、今年の漢字を教えてください。

田中)私は「縁」を選びました。
理由の1つは、組織に新しいメンバーが増えたり、他の部署の皆さんとのやりとりなど、今まで以上にたくさんの方と関わる機会が増えて、「縁」が出来たと感じられたからです。
TOYVERSEというサービスにこれだけ多くの方々が繋がり、関わりあって作り上げられていることを改めて実感いたしました。

もう1つは、私のリーダーとしてのスタンスはどんどん表に出て行ったり、ぐいぐい引っ張っていくタイプではなく、「縁」の下の力持ちでメンバーを支えられる存在となり、メンバーができるだけストレスなく働けるようにしていきたいです。

ローンチしてからがスタート。世界中の人の心を動かすデザインに挑戦

留置)来年の抱負を教えてください。

田中)来年はいよいよ日本を含む世界中の国に向けた本ローンチが待っています。
『TOYVERSE』はココネグループ全体でも初めての、ナレッジのない要素を含むユニークなサービスなので、まずはお客さまの反応、そして数字の面が出てからがスタートになります。

事業部としても、まずたくさんの方々に遊んでもらうことが目標です。
そのために私たち2Dデザインチームは魅力的なデザインコンテンツを生み出すことに注力していきたいと思います。
「TOYVERSEのステッカーっていいよね!」という声を寄せられるようなステッカーを生み出せるようチーム皆で頑張ります。

私自身としてはこれからもメンバーの持っている力を最大限発揮できるような環境づくり、そしてよりよい雰囲気づくりに努めていきたいと思います。

最後に

本企画「Cocone V Advent Calendar 2023」のバナーのクリスマスツリーのイラストは2Dチームのメンバーの方が描いてくださいました。2Dデザインチームの皆さんはTOYVERSE以外にも、多岐に渡るデザイン業務をされています。ぜひご覧ください🎄



次回予告

お楽しみに🎄


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■『TOYVERSE』事前登録開始、公式HPやSNSもオープン
TOYVERSEは来春サービス提供開始予定!
ローンチまで、App StoreとGoogle Playで事前登録を受け付けています。




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