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私見た、東京。

その人はわーわーと嘆きながら電車に入ってきた
人の目は気にしなかった。

ここ、ドアの近くだから寒い
多分、時間を無駄にした
こころを乱して店に入る
美味しいと思えない、パンケーキを食べる
ふわふわしたそれ以外に何かが入っていそう
なんだかわからない味がした。
シロップは半分もかけず、大きなミルクティーを飲んでいた。
ドアの向こう、青い雨具の男の子がこっちを見てる。
ここまで超えてきてもう戻らないよね、


朝は車から降りるのが遅かったからか
クラクションを3回鳴らされた
力強くドアを閉める事は誰もが嫌いだった。

もうこんな場所だ、
ボリュームをかなり上げてみた
あなたのことがとても好きなの、
こんな気持ちは初めてなの
素敵な曲なんだ
飛び込みたくなる

今日の授業、他人の前で発表なんだけど
ちょちょいのちょいだった
なんだか謎に冴えてたんだ
色鉛筆で目に色を足してキラキラさせた
甘いものも貰って嬉しそう

夜ももう明るかった
電車はぎーーー、と大きな、大きな音をたてながら止まる。
みんながこっちを見ていると思った。
時間のズレがそうさせて
だから下を向きながらその中をゆく
東京はいつもと変わらず
白黒もはっきり見えた

明日は暑いらしいよ
明後日はもっと暑いらしいね。




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