子育ては地獄なのか・・・?!
子育ての備忘録です。
2020年夏、14歳の男子(寮生活帰省中)、12歳の女子、7歳の男子と夫と迎えた夏休み明けの朝の風景です。
小学校と中学校が始まり、長男以外の子供たちは新学期の準備に忙しくしていました。いつも通りの日課で、唯一違ったのは長男が帰省中であることでした。
夫は普段同様に朝食を作っていましたが、子供たちはパンに蜂蜜やメープルをかけたり、お皿や瓶を渡したりすることで忙しくしていました。
私は洗面所でも家中でもゴミを持ってきて、急いで片付け洗濯を済ませる。
娘は気に入ったマスクが見つからなくなってイライラ。
末っ子は靴下を無くしたことで騒いでいました。
洗濯物を干し終わった時には蝉が現れ、末っ子は虫取り網を持ってなにやら興奮しています。
洗面所に行ったついでに、洗濯機にみんなが脱ぎ捨てたものを入れてスイッチオン!家中のゴミを集め、ゴミ箱を戻したり階段を上がったり下がったり早送りのように動きます。
思春期の娘は弟の行動にイライラし、これが朝の混乱を増し増しにさせるのです。
みんながバタバタ出て行った後、階段をみると「なんでこんな汚れてるんだろう?」と髪の毛諸々の汚れが気になる。ゴミを外に出そうとして、玄関が砂だらけ靴だらけなことに気が付く。
というわけで、私はそのまま玄関の掃除に移りました。すると、長男が玄関に掃除機を持ってきてくれました。
「ママって起きてから一回も座ってないし、水も飲んでないけど大丈夫なん?」と心配そうに言う長男。私たちは「一応水を飲んだし、イチジク一口食べたよ」と答え、「ほんまパパの靴多いなー!」と笑いながら片付けました。
長男は12歳から寮生活なので家で一緒に暮らすのは長期休暇だけです。そんな長男が「俺も小2とか小3とか、、こんなんやったやんなぁ。。あー、思い出すわ。ママほんま、マジごめん!」としみじみと言うんです。
労ってくれる人が普段いないからもあり、息子の言葉に一瞬泣きそうになったので、慌てて家事に集中しました。
キッチンとリビングを片付けながら、「ママの仕事って本当に大変やねんな」と長男が言うのを聞きました。
「なんかの罰ゲームか」っていう位、トムとジェリーくらいの追いかけっこしてることもあるけど、ただ何をやってるかわからなくなることもあります。中1女子は最近いつもイラついてるし、末っ子はガチャガチャしている。氷はすぐなくなり、お茶もすぐなくなります。そして、まるで「しっかりしてや!」とばかりの圧を感じる事もあります。
ホストファミリーをしている我が家に来た中国人の留学生の女の子に「朝食は全部外食だよー!それかデリバリーだよ。日本のオンナチョータイヘンネ!」と明るく言われて苦笑したこともあります。他の国で暮らしていないからこれが普通。
20歳の成人式でママともに息子さんの成人のお祝いのメッセージを送ったら、「ありがとう。楽しかったよ。」と返信がありました。
楽しかったよ!っていう過去形のメッセージにグッときてしまいました。
朝は忙しいけれど、子育ては素敵な時間だと思います。
育った子どもを見て、過ごした時間が夢のように思える日がくるのかもしれません。今、私たちが住んでいる場所や生活は、どんなものになっているのだろう。
育児日記は、そんな時にしか書けない大事な記録です。
私もいう日が来るんのだろうな。
大丈夫、だから地獄ではないのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?