不登校児の家族新聞活用法
こんにちは!
家族で心を育てる
ココ育心理コーチの村田博美です。
私が活用している最新のコミュニケーションツール
「家族新聞」を使った
不登校のお子さんとのコミュニケーションをご紹介します。
【1】我が家も不登校だった!
長男が小学校2年のとき、学校に行きたくないと言い出して不登校になりました。
その頃はすでに心理学を学び、心理カウンセラーとして仕事をして対処法がわかっていたので
時間もさほどかからず、2週間程度で学校に戻りました。
長女が4年生のときも不登校になりました。
いじめのような友達との関係がきっかけでした。
それでも1ヶ月で復帰。
とくに問題が大きく長引かなかったのは、家族新聞のおかげだと思っています。
我が家はステップファミリー(子連れ再婚)で複雑なので、先生や周りの方々に家族新聞を渡すことで、我が家のことを理解してサポートしてもらえるようにしていました。
困ることや悩んでいること、先生にしてもらいたいことなどをスムーズに伝えることができて、本当に助けてもらえました。
このように学校や先生がたとの良好な関係も親ができることの一つかな、と私は思っています。家族新聞は関係を築くことに効果的なツールになることは実証ずみ。
家族新聞をおすすめする理由はこれです。
【2】不登校の理由はなに?
お子さんが不登校になっている理由はご存知ですか?
あまりにも才能がとんがりすぎてて、学校の型に合わない。
友達や先生との人間関係がいや。
いじめや周りの環境の影響でエネルギーが下がる。
本当は行きたいけど、勇気が出ない。
自己肯定感が低くて人とコミュニケーションが取れない。
など
いろいろあると思います。
それぞれで対処法は違うと思いますが
ファーストステップとして
家族新聞を活用してみてくださいね。
どんな理由であれ、まずは子どものエネルギーを充電しましょう。エネルギーが十分に蓄えられていなければ、動けないのは当然です。
【3】子どもを観察する
よく長所を見よう!というお話を聞くと思います。
私も仕事で不登校、引きこもりのサポートをしていたころ
ご相談にいらしたご両親に
子どもの長所、才能を毎日書く課題を出していました。
これを家族新聞でやります。
あなたのお子さんはどんなお子さんですか?
「優しくて、明るくて、本当は強い意志をもっている好奇心旺盛な子なんです」
それを家族新聞に書きましょう。
そして
子どもはどんなことに興味を持っているのか、なにが得意なのか知っていますか?
これが才能の芽です。
どんな才能があるか探してください。
どんなテレビを見ているのか、どんな漫画を見ているのか、音楽は?時間のあるときになにをしている?
これを観察してみましょう。
そして長所や才能を新聞に書くことで、褒められ、認められることになり、子どもの承認欲求が満たされます。
直接褒められることよりも、人のいる前であったり、人を介して褒められることの方が、数十倍も喜びが増すのです。
だからこの新聞は、効果的に自己肯定感が高まる方法の一つになります。
【4】過去をさかのぼって思い出す
今現在、思春期であまり会話がない場合は
過去にさかのぼって、小さいときの様子を思い出しましょう。
生まれたばかりのとき、下の子が生まれたとき
お誕生日や季節の行事、公園で遊んでいる様子
幼稚園に入って、運動会やおゆうぎ会など
可愛かったお子さんのことを書いてみましょう。。
またお母さん自身のセラピー効果も期待できます。
妊娠がわかったとき、どうでしたか?
妊娠中、胎動を感じたときは?
また出産して、初めて顔を見たとき何を思い、どんな気分だったのでしょう?
そして成長し、歩き始め、初めて言葉を発したとき、どんなお子さんでしたか?
そのときの感情も思い出してください。
いかがですか?
お子さんをどんなに愛しているのか、お子さんとの時間がどれほど幸せなことか思い出していただけましたか?
あなたは愛情たっぷりの素晴らしいお母さんです。
今も素晴らしく幸せに満ちていますね。
【5】写真を探す
家族新聞は、文章に合った写真を掲載します。
もしくは捨てられない絵や工作、賞状などは写真にとって、新聞に載せておきましょう。
そして写真には、必ず本文よりも小さ目な文字で説明を入れておきます。
いつでも誰が見てもわかるように、ちょっと意識してみてくださいね。
詳しく説明を書くアルバムの要領で。
【6】文章はポジティブにする
文章は人が読んで気持ちのいいことを基準に書きましょう。
褒めたり、認めたり、喜んだり、嬉しかったりという気持ちが生まれることを題材に、文章も短めにわかりやすくを意識しましょう。
もしかしたら家族との関係が薄く、あまりいい状態ではない場合、
この内容で書いてもいいかを確認することが必要な方もいるかもしれません。自分の状況次第で、臨機応変に行ってください。
【7】子どもに関係する人に渡す
孫が不登校と聞いて心配している祖父母の方もいらっしゃるかもしれません。
家族新聞は、家でこんな風に過ごしているよ、というお知らせにもなります。
大事なポイントは、お母さん(作り手)のコーナーも作って、どんなことを考えているのか、何を大切にしているのかを書いておきましょう。
自分の価値観を、関係各所に伝えることができます。
また学校の先生とは、作るたびに渡すことで定期的に家庭訪問をしてもらう感覚になります。
先生には会いたくない、というお子さんも多いと思いますが、新聞を通して先生に理解してもらえることでコミュニケーションが取りやすくなります。
また一生懸命に考え、サポートしていただいている先生のことも掲載しましょう。「いつもありがとうございます」という感謝の言葉とともに、どれだけ素晴らしい先生かということを書いておくと先生との関係も深まります。
子どもも先生を理解するきっかけになるし、長所をみる習慣が身につくのでオススメです。
【8】子どもとの会話のきっかけを作る
新聞を渡したときの反応をみましょう。
恥ずかしがって、大きなリアクションで喜ぶことはないかもしれません。
でも心の中では嬉しいのです。
できれば感想を聞いてみてくださいね。
それをまた、次回の新聞に載せる、とか。
小学生のお子さんは、いつもはすぐに自分の部屋に入ってしまうのに新聞を渡すようになってからは、膝に乗ったり、くっついてくるようになった、などの感想もたくさんいただいています。
「今度は何を載せる?」と聞いてみたり
「ここの絵を描いてくれる?」と挿絵のお願いしたり未来を考えるきっかけにしましょう。
【9】定期的に作る
今の時代、お母さんも働いていて忙しいと思います。
ただこの家族新聞を作る時間は、幸せを感じる時間だと思っています。
定期的に作ることで家族の絆も先生方との関係も深く強くなります。
理想は毎月、日にちを決めたり、満月や新月を基準にしたりするとわかりやすく楽しめると思います。
毎月が難しい場合も、隔月奇数月、偶数月や3月に1回、4ヶ月の季刊発行、半年に1回など、ご自分のスタイルでいいので定期的にをおすすめします。
また大人になったとき、自分の家族の存在を絶対的な安心できる場とするためにも目に見える形を残してあげて欲しいと思います。
お母さん(作る人)の愛情も伝わる宝物になります。
また物を作ることで達成感を味わいストレス解消にもなり、作り続けることで自分への信頼、自信にもつながります。
「私、すごい!頑張ってるじゃ〜〜ん💕」
まずお母さんが、自分を認めることをやって見せてあげましょう。
家族新聞の作り方や使い方はさまざまですが、効果は無限大です。
私はここに心理学や宇宙の法則を詰め込んだ文章やネタの選択をして、さらにパワーアップさせた心を育てるココ育新聞というものをお伝えしています。
興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
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