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深夜街を駆ける!東京の陰の顔を暴く衝撃の内部告発

東京の裏路地へようこそ

東京の夜は決して眠らない。それどころか、太陽が沈むと都内に様々な顔が現れ、陽の当たる世界とは違う活気に包まれる。そんな夜の東京を垣間見ることができるのが、この「タクシードライバーぐるぐる日記」だ。

著者の内田正治さんは、朝7時から夜勤のタクシードライバーとして東京の裏路地を行き交う。目的は、なんと1日5万円の営収を上げることだけ。決して安くない東京の夜の相場を口にしながら、ホテル街や キャバクラ、さらにはソープランドへの送迎を重ね、人々の本当の欲望に触れていく。果たしてその目標は達成できるのか。決して平穏無事ではない過酷な1日を描き出すことで、東京の裏の顔を余すところなく露わにしてくれる。

客室へ続く路地裏へ

タクシー営業の現場を生々しく描写した傑作記録。路地裏の風俗店への行き来、客を乗せた車内でのやり取りなど、過激な場面が連続する。それでも内田さんは淡々と、そして時折ユーモアを交えながら語り続ける。そこには、一夜の過ちを繰り返す客の姿はもちろん、タクシー代を工面するため風俗で稼ぐ少女の姿も浮かび上がってくる。

決して美化されることのない、東京の夜の裏側の醜い現実。しかし同時に、貧しさゆえに身を捧げざるを得ない人々の哀れな姿も浮き彫りとなる。タクシーという仕事を通して垣間見える東京の片隅は、それまでの常識を覆す衝撃の世界だった。


深夜の路上からの証言

東京の地下の顔に克明に迫り、社会に問題を投げかける一冊。内田さんは朝7時から翌7時過ぎまでの24時間営業で、東京の夜の裏側を余すところなく体感する。

ホテル街への送迎では、若くして汚れた世界に足を踏み入れた少女との出会い。キャバクラへの行きかえりでは、一攫千金を夢見る女性の姿。最期に立つソープランドでは、身を粉に散らした女性の悲しい背景に触れる。そのすべてに通底するのは、貧困から這い上がるための必死の叫びだった。

タクシーという職業を通じて見えてくるのは、東京の華やかな表の顔とは別の、隠された顔だ。時に過酷で、時に残酷な現実に、著者は冷静な視線を向け続ける。それでいて、常に人間的であることを忘れない。人間の嘆きを、ありありと伝えてくる記録は、胸を撃つ重要な証言となっている。

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