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大手企業といえども業績大幅悪化!それでも雇用は守れるか?

突然、降って湧いたように襲いかかった新型コロナウイルス禍。これこそ正しく青天の霹靂で、それまで、人手不足に喘いでいた日本企業、中でも大手企業は、果たして雇用が守れるほどの余裕がまだあるのでしょうか。

コロナ禍は長期的に続く可能性が高い

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日本企業はリーマンショックの時の教訓から内部留保という形で、従業員の賃金よりも優先して資金を貯め込んできました。それを今吐き出して従業員の雇用を守らずしていつ内部留保したお金を使うというのでしょうか。新型コロナウイルス禍は今のところ、拡大しこそすれ、まだ、感染者の減少は世界的に見て全く見通せない中、コロナ禍は長期的に続くと考えるべきです。

既に大手企業でも大赤字の決算発表をしている

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そうすると日本の大手企業といえども資金の底がつくときが来るかもしれず、既に、ソフトバンクや日産などは大赤字の決算発表をしています。ソフトバンクは子会社の株式を売却することで赤字の補塡をしましたが、それも長くは続くはずもありません。

日産にすれば、大リストラが待っているといわれています。日産にはもう余力が残っていないのです。全方位型の車種を生産することで拡大路線を続けてきたツケが今に回ってきているのです。日産は身の丈に合った生産体制に工場の閉鎖などで再構築するようですが、残念ながら雇用は守れません。

一方で、トヨタ自動車の豊田社長は雇用は守ると宣言しています。トヨタも大幅な売り上げの減少が見込まれる中の決断です。勝算はあるのでしょう。トヨタのような雇用は何としても守るという企業が少しでもあればと思いますが、これは余力がないと無理な話です。失業率は月を経るごとに上昇すると思われます。そんな中でもリモートワークなどで凌げる会社は凌いで、少しでも雇用が守られることを望みますが、それでもリストラの嵐は吹き荒れるかもしれません。

今こそ企業の底力が試される

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こういうときこそ企業の底力が試されるときです。コロナ禍に負けずに成長する企業が現われれば、日本経済のカンフル剤として期待値が膨らむはずです。また、ウィズコロナ、ポストコロナを見据えて企業はリモートワークなどを積極的に取り入れると思われます。そうすることで新たな産業が創出されるはずです。そうしてリストラされた人が再雇用されるとよいのですが、こればかりはこの時代に起業する人のアイデア一つにかかっているといえます。

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