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雨が降ると調子が悪い。

 雨が降ると調子が悪い……。

 でも前にも話したように、雨の日にはけっこういろんな思い出もあるから、そこまで嫌でもないのかもしれないなあと思う今日この頃……。

 そもそもボクの人生、節目節目は基本的に雨だったのだ。

 雨が降って嫌ではあるのだけど、そんなにしんどく思うこともないのかなとまで思うようになってきた。
 そもそも雨が嫌なのは、その日が大抵仕事だからである。
 雨の降る中、濡れながら仕事に行かなければいけない。
 晴れていたって仕事は嫌なんだから、雨が降ればもっと嫌に決まっている。
 こうやって自分を分析すると、雨が嫌というよりは、仕事が嫌だということに気づく。

 なんで仕事が嫌なのかというと、それは話すと長くなる。

 まあ、結局は介護の仕事が嫌とか、ケアマネジャーの仕事が嫌とかそういうことではないような気がしてきた。
 ボクは基本的にはお金をもらって責任のある仕事をするのが嫌なのだ。
 お金がなくても生活できて好きなことができるのなら、何も好き好んで仕事などしない。
 労働そのものが嫌いなのである。

 決められた時間に仕事に行き、顧客に頭を下げて、時間を切り売りしながら給料をもらう……この行為が好きではない。
 時間は自分のために使いたいのだ。

 釣りに行ったり、野球を見に行ったり、映画を見たり、読書をしたり……。
 そしてエッセイや小説を書いてみたり……。

 まあ、そんなことを言っても現実にはお金を稼がないことには生活は成り立たないから毎日頑張っている。

 でもそんな中、雨が降っているとテンションがだだ下がるのである。
 天候が悪くなると自律神経も乱れるので朝が辛いし……
 そして自律神経が乱れると、嫌なことばかり考えてしまうから、仕事の悩みが絶えなくなる。
 仕事での悩みが多くなると何をしていても楽しくなくなるという悪循環なのだ。

 だから雨が降ると調子が悪い。

 調子が悪いからと言ってそうそう仕事は休めないから、ボクは仕事をしなくてはいけない毎日の中でどうやったら気分転換ができるかを考えた。
 それが写真を撮ることである。

こういう花が咲きかけの状態が一番好き。
花びらの端が白いのがキレイ。

 雨が似合う紫陽花の写真を毎年撮っている。
 以前に桜の写真は撮り逃してしまうが紫陽花の写真は良く撮っているという内容の記事を上げたことがある。
 内容は確か……桜がパッと散ってしまうから、時間的に写真を撮る暇がなくて、紫陽花は長く咲いているから必ず撮れるのだ……というような内容だった記憶がある。

 もちろんそういうこともあるのだろうけど……

 紫陽花が咲く雨の季節には調子が悪くなるので紫陽花の写真を撮ることによって、気分転換を図っているというのもあるのかもしれない。

 ああ。
 今日も雨。

 雨が降ると調子が悪い。
 また紫陽花の写真でも撮ってみようか。

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