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【注目】Zoomなどのオンライン会議でパフォーマンスを発揮できないのはなぜ?
Zoomなどのオンライン会議でパフォーマンスを発揮できないのはなぜか
そんなリモートワークで浮き彫りになった課題感の1つについて書いていこうと思う
●オンライン会議の浸透によって…
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まずもって、ZoomやGoogleのmeetなど
オンライン会議が浸透したコロナ時代において
仕事ができる人・できない人の評価軸は実は若干変化してきていることに、未だに気付かず過ごしている人は意外と多い
このテーマにおいて、
そもそもまだオンライン会議を経験したことがないとか、たまに登場する画面共有すらやり方がわからずあたふたする人のように、
大前提ビデオ会議ツールを使いこなせていない人は論外とさせていただき、
ある程度最低限の使い方ができている人たちに生まれてきたギャップは何かという視点で、今回は話を進めたいと思う
では、オンライン会議の浸透によって、一体なのが変化したのか
よく聞くのは
・ホワイトボードで説明できないから
思っていることを伝えずらい
・仕事以外の話ができず、関係が深まらない
・相手の反応や表情がわかりにくく進めにくい
など、
比較的フィジカルな場面で効果を発揮したプレゼンや会議の報告内容の付帯にあるオプショナルな要素が欠損している点について、ネガティブなコメントする人は多いと思う
もちろん、Zoomなど各社ビデオ会議ツールを展開している様々なサービスにおいても、こういった課題感を補完する機能が組み込まれていたりはするが、機能があったとしてもリアルなシーンを超えてこないと結局はポジティブには扱えないという悩ましさは存在してしまうようだ
実際、ホワイトボード機能を巧みに使うような人に筆者自身はあまり出会ったことがないし、なんならそんなに書きたいなら手書きで書いて画像写した方が早いのではとも思ってしまう
アイスブレイクだって、
ファシリテーションの一環と位置づければセットできるし、なんなら仕事以外の話をしないと関係性が深まらないから、本質的に交渉や連携が進みずらいというのもおかしな話とも言える
俗に言う「政治」と「経済」の区分けにおける、「政治」に該当する領域は特に、
対面形式の代替策を見つけるのは困難であり、この領域を軸においてある意味寝技のようなフィジカルなコミュニケーションを好んできた人ほど、コロナ社会は生きずらいものになってしまったのかもしれない
ただ、実は対面形式が主流の時代において、そんな調整力や政治力だけに頼らず、活動力と合理性を理解してしっかりプロジェクトの中で役割を全うすることでチームの主軸を担っていた人の中にも、コロナ禍のビデオ会議の中では輝けない人が意外と多く存在していると感じている
要は、リアルでの能力は高いリーダータイプでも、オンラインでは同じ実力を発揮できない事象が発生しているのだ
そして、彼らの中には、その事象が自分に起きてることに気づかないままやり過ごしているケースもあったりするようで、組織として実は厄介な問題を抱えているところも少なくないのではと思っている
●リーダークラスが陥る空振りの沼
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では、なぜそのリーダークラスの人間ですら、リアルとオンライン会議の環境差だけでパフォーマンスが変化してしまうものなのか
それはおそらく下記のいくつかの置かれた立ち位置的条件の共通点を書いてみると、何となく想像がつくと思う
① ある程度道筋だてたアクションプランや交渉・提案のストーリーを仕立ててくれる上司がいるリーダーである(あった)こと
② 顧客や親会社などから求められているタスクしかこなさないタイプのリーダーである(あった)こと
③ TPOに合わせた会議のファシリテーション、ストーリーラインとアクションプランを自分で定め続けた経験値が薄い
④ 合意形成を取りに行くプロセスはうまくても、曖昧な言葉遣いやノリだけの約束事で交渉を着地させてしまうこと
そんな感じだろうか
全てに該当する人もいれば、この中の1部分が要因となっているケースもあると思う
少なくとも、この手の人は、ツール自体の利用等は人並み以上はできるので、前述のような機能が使いきれないとか、対応能力的な問題は逆に存在しない
だからこそ、自分がリアルな現場にいた時期よりも、プロジェクトの進みや成果が出ないことが増えてきてしまうし、言わばその事象の要因すらも自分が悪いのではなく、環境変化についてこれない部下の影響と解釈してしまう可能性も起こりうるようだ
そしてこの変化に気づけるのは本人よりは、
上長やプロジェクトメンバーなど、当事者周辺の人間の方が確率が高い
なぜならば、やっていること自体は
コロナ禍に入る前と同じ、本人にとっての勝ちパターンであり、時間が経てば成果は出ると思いがちになるからである
生物の進化ほどの話までとは言わないが、
環境変化に合わせてどれだけ自己を当て込んだ時にハマるかを客観視できない限り、永遠と空振りの沼にハマる可能性があるのが、この類の人物となる
●効果的なオンライン会議に向けてやるべきこと
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では、このオンライン会議が主流となりつつある日常の中で、より効果的&効率的にパフォーマンスを発揮するには何をするべきか
筆者の経験上、この点に関しての答えはかなりシンプルである
それはどれだけロジカルに合理性を持って、相手のニーズに対して計画的なコミュニケーションができるか
要は、提案内容やトークに曖昧さがない形で明示化できているか、が全てだ
・口頭でフォローするから書かない
・仮説の裏付け調査は後でやる
・やりたいことだけで計画性は見せない
・相談はブレストベースでその場で出し合う
・上役の決裁なしに方向性を変えた情報を入れる
など、
リアルなmtgでは何気なく普通に取り行っていた上記のような要素は、確実に排除して場に臨むべきだ
これはある意味、妥協なく、
あるべき準備をした上で提案・会議に臨むことと近しい
・日々忙しい中で100点を目指す準備ができない
・締め切りがタイトだから煮詰める前に先方と話す必要がある
など、エクスキューズはポンポン出てくるかもしれない話だが、それすらも受け付けていたら、おそらくずっと前述の沼にハマった状態から抜け出せないだろう
コロナ禍に入る前から、
この雑なく、ズレなく、
ロジカルに会議のストーリー立てをして
準備を万端にできるサイクルを持っていた強者だけが、Zoomやmeetなどのビデオ会議環境下でも活躍し続けられているのが、現実の社会だ
もっというと、こういった仕事の仕方をする人たちは、もはやチャットだけで端的に用件とファクトを伝えられるので、会議すら不毛と思ってしまう人物ともなる
数字と合理性を持ってWILLを伝えられれば
もはや文字情報だけでモノは動く
とにかく1度集まって話さないとダメ、とか
もはや、令和時代はそんな時代では無い
これは余談のようで、
私自身は上記の要点を捉えているかいないかと大きな関連性があると思うが、
オンライン会議の中でパフォーマンスを出せない人の隠れた共通点として、「大事な時に通信環境が悪くなる」といったものがある
これは、自宅の場所や環境によって仕方ないと思われがちだが、
正直、コロナ禍になって数年経つ中でもその状態が続くことに
何も変化を加えていない人の代表例だと私は思っている
1つの回線不調が、得意先やチームメンバーに与える影響がどういうものかを考えることができない時点で、きっと日常の業務の仕方も同じように言い訳を加えてやり過ごしている人と私は解釈することにしている
最後に、
そんな時代に適応するためのトレーニングの1つとして
筆者が本テーマの課題感を持つ部下と話す時にアドバイスしている改善策を例を書きに記載しておく
よくありがちな提案として、
(1)敢えて会議を無くしてみたら?
(2)パワポ1枚だけで提案書を作ったり、交渉の要点をYahooのトップページのニュースタイトルの文字数程度で表してみることにトライしてみては?
といったようなルールの導入を投げかけてみたりする
意図として、
(1)はとにかく時間をとって話す癖があるとそこに頼ってしまい
事前準備を怠る癖を無くす為、
(2)は端的に物事を伝えられる情報の整理と裏付けを取る意識が芽生えたりするから、そんなアドバイスに繋がっていると思う
「どうせコロナが終息したらリアルな現場が戻るから、別に変化する必要ないじゃん」と思ったりしている人がいるとするならば、勝手にどうぞの話であるが、私は前向きに何かを改善したい・自己成長をしたいといった人と接していきたいと素直に思うから、そういった人たちに可能な限りさぽーとをするし、逆に学ばせてもらい続けたいと強く願う
何も変化を受け入れない人と受け入れて前に進む人
きっとこの先、この2種類の思想が交わらなくなるような、社会的分断がきっとやってくる
その時には、改革なき楽観思考の人たちとはあまり関わらなくて済むようになっていると私は思っている
そんな時代に笑っていられるのは誰か、答えは自明だ
尚、オンラインツールを利用すれば
効率は生まれるのは確かだが、
それでは代替できない大切なフィジカルコミュニケーションは必ず存在する
個人的に思うことは、
有効なフィジカルの場に力を入れていく為にも、それ以外の領域での効率的な手段の利用と、変化に対する自己の変革は絶対に捨てずに仕事をしていくべきだということである
どんな場面でも、
本質的なアウトプットができることが、
コロナ後の生き方の最低限持っておくべき要素
筆者も引き続き、切磋琢磨して高めていきたい
了
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