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「美しさ」とは何だろう〜日本語授業をしながら思ったこと

こんにちは。

私は現在韓国にて日本語教師として働いています。


入門レベルから高級レベルまで会話授業を行なっているのですが、高級レベルでは毎回あるトピックについて話し合うという授業を行なっています。例えば「健康」とか「家族」とか「友達」とか。

最近は「美」について取り扱いました。

そこで韓国人の生徒さんから韓国事情を聞きながら思ったこと気づいたことについて話していきます。(私目線となりますので個人の意見だと思って読んでいただけたらと思います)

韓国は美容大国と言われるほど美容整形をする人が多いし、美容整形外科・皮膚科も多く存在します。

高校三年の수능(受験)が終わったあと、整形をする学生も多いみたいです。

就職や結婚のために整形をする人も多いみたいです。同じスペックなら顔がいい人を選ぶようです。

年を取っても、肌管理のために美容皮膚科に通う人が多いそうです。

「整形」について友達や家族と話すのも普通みたいです。

最近では顔だけなく体、豊胸手術までする人が増えているそうです。

見た目がきれいになると自信がついたり、周りからの評価や対応が変わったりするから、整形については肯定的な意見を多く聞きました。

私自身は整形について否定的ではありませんが、日本にはない状況で少し違和感を覚えます。

自分なりに分析してみましたが・・・
韓国の「美」と日本の「美」は違うのではないか、と。

日本人としての美しさは、まず「言葉」
きれいな言葉遣いを使う、「ありがとう」「ごめんなさい」「すみません」など人間関係を良くする言葉を適切に使う、敬語(特に謙譲語)を使う。言葉がきれいだと、謙虚さや美しさが滲み出るように感じます。

次に「笑顔」
嬉しいことがあったら自然と笑顔になりますが、働く上で疲れたりやる気がなかったとしても笑顔を作って表情管理をしっかりとしている方が多いかなと思います。また顔の良し悪しというよりも、「笑顔」が素敵だったり多かったりすると、その人の印象が柔らかく良くなると思います。

そして「所作」
一つ一つをゆっくりと行う。手や足の動き、お辞儀の仕方、物の渡し方などゆっくり丁寧に行なっているのを見ると美しいと感じます。

これら三つは心のあり方が表面に出てきたものだと思います。

「言葉」「笑顔」「所作」がすべて整うと「内から滲み出る美しさ」を感じてしまいます。

美しさは、韓国は「外」日本は「内」にあるのではないかと考えました。

美しさについて普段あまり考えないのですが、今回の授業でいろいろ考えるいい機会になったかなと自分自身感じています。

今回はあくまで自分個人の意見となりますのでご了承ください!

最後まで読んで頂きありがとうございました!!


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