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#13 学習スタイルの変化&カミカミ君との出会い

大学3年になる少し前の私の状態は
両足は少し重力に逆らって持ち上げられる程度、歩行はできないくらいまでに落ちていました。

電動車椅子や介護用ベッドなど必要ものは揃えていましたが、コロナウイルスの影響で車椅子だけは工場が停止していたりで予想よりはるかに納品が遅れ、納品されたのは申請が通り発注をかけてから9ヶ月後のことでした。
予定では3ヶ月後だったので業者の方も驚かれていました。
車椅子が納品されるまでは発注元の不備なので、そちらから車椅子を借りて繋いでいました。

そんな中"姫ちゃん"と"ミッキー"の何かがなくなりお散歩途中で立ち寄ったホームセンター。
そこでは犬の生体販売も行われています。
私は昔から犬猫のボランティアをしている経験から、ペットショップでの話や犬猫の競りの話を耳にしていました。なので、ペットショップでの生体販売には否定的な立ち位置にいます。
話は戻り、ホームセンターを見ていると、ショーケースではなくケージに入れられているMIXの子が目が入りました。見ていると店員が
「噛みますから。他の子にして下さい。」
とあしらう様に。
でも見た感じ、あの店員が来るとつり目になるけど、私が手を近づけても攻撃性はありません。
母はこの子を見て、連れて帰ろうかと!
店員もこの子は売れないと思い、値札を取っていたようであたふたとしていましたが、この子のお家が見つかりました。

我が家の愛犬ちゃんの仲間入りした子。
噛むって言ってたけど全然噛まない。
けど、めっちゃやんちゃで、自我主張強め☺︎
だから通称"俺様"

そして、私の話に戻ります。
F先生と今の話になり、現在の私の身体機能では母1人での介護は難しい。頼れる人がいるなら頼った方がいいと。
先生からは実家に戻ることを提案されました。
これは母も考えていた事だそうです。
ですが、私が実家で療養するためには、大学をどうするかの問題があります。

F先生が外来診察後に担任と電話で話をしてくれて、私は実家へ引っ越し、実家から遠隔授業に参加する事で大学の単位を取得していくことで話がまとまりました。

大学側への説得は、全て担任が担い、それに伴う医療的説明はF先生がオンラインでしてくれるという、なんとも力強いチームワークが生まれました。
はじめは進学に否定的だった先生も、今では応援団となってくれています。

引っ越しは数週間のうちに済まされ、雪国で有名な冬は大雪の地域に、母と愛犬ちゃんと私で戻ってきました。

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