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東京の沈黙。

私は最近、ラジオを聴きながら散歩をする事が多いです。多くの人とすれ違いながらも、自分の世界に没頭できるあの感じが好きだから。特に、車のクラクションとか、電車のガタンゴトンという音をあまりにもたくさん聞いていると疲れてしまうので、自分の心を落ち着ける意味もあ李ます。

だけど今日は朝からラジオを聞きっぱなしだったので、なんだかぼーっと歩きたい気分になって、夕方の図書館への道は街の音を楽しむことを選びました。そこで気づいたことがあります。

日曜日の夕飯時の東京は、なんて静かなのだろう。

きっとみんな家で家族との団らんを楽しみながら、ゆっくりしているんだろうなぁ。私が住む街は家族連れがとっても多いので、朝の時間には子どもさんを自転車の後ろに乗せたお母さんや、子供さんと手を繋いで出勤するお父さん。そんな姿をよく見かけます。だから、いつ外に出てもそんな景色が広がっているのだと思っていました。

だけど、久しぶりにイヤホンを外して歩いた夜の道は思っていた以上に静かで。東京にも沈黙があることに気づきました。といっても、当たり前のことなのだけれど。どこに行ってもひとりにはなれない場所だなって思うんです、東京って。だけど、そんな場所にも沈黙の隙間があるんだということを知りました。

あと、いつの間にか秋の真ん中に立っていたことも思い知らされました。夏がまた戻ってくるには季節をまた一通り経験しないといけないことにも。私、夏が一番好きな季節なんですよね。いろんなワクワクする行事とか、あのどこか寂しいけど、むんとした風が流れる夜とか。あと、誕生日もあるし。

だけど今年の夏休みは、あまり体全体で夏を感じる経験ができなかったので、ちょっと消化不良の部分があったんです。なんか、夏にまだ未練があったというか、、。だけど、半袖姿で外を出た瞬間、ひんやりとした秋特有の空気が、もう季節は移り変わっているということを教えてくれましたね。周りを見渡してみると、まだ半袖姿なのは私と、一人のおじさんくらいでした。笑

でも、秋はお芋とか栗とかたくさん美味しいものがありますもんねぇ。ここ数年、母の影響でモンブランにハマっているので、そういう意味では秋も好きになり始めています。と言いつつも、秋特有の切ない雰囲気は私には合わないかなぁとも思ったり。でも、読書の秋とか、食欲の秋とか、ワクワクする部分もたくさんありますもんね。寮の近所にあるケーキ屋さんのモンブラン、早く食べに行かないとなぁ。

どれだけ嘆いても夏が戻ってきてくれるわけではないので、とりあえずどうやったらこの秋をもっと楽しめるかを考えながら、この季節を過ごしたいなぁ。

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