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悲しいことがあると戻ってくる

おはようございます、こんにちわ、こんばんは、お久しぶりです。みなさん、お元気ですか。

丸1か月の無投稿は避けたくて、つぶやきで繋いだ2カ月。しっかりと文章を書くのは数か月ぶりではないだろうか。どの程度しっかり文章を書くかはお楽しみだが。

野球観戦にハマり散らかし、津々浦々、名古屋に横浜に、旅に出ておりました。都会では、マスクしている人の方が少ないという現実に驚きました。

中日ドラゴンズのマスコット、ドアラ先生からスタートした野球人生(選手みたいに言うな)初めて球場に足を踏み入れた瞬間から、会場の一体感や非日常的な時間、巷では拝見しない胸板やひざ下の長さに感動して、一気に野球沼へと転げ落ちました。

楽しいだけの日常では、提供できるネタもなくなり、noteとの距離が出来ていたんだと思います。

ここに戻ってきたということは、どうしても書きたいことが出来たからです。

飼い主は、卵巣腫瘍の摘出手術を受けたことがあります。軽い気持ちで受けた初めての子宮頸がん検診。「念のため」と診てくれた超音波検査で、8センチ大の腫瘍が見つかった。

自覚症状なし。婦人科へと向かわせた「軽い気持ち」が無ければ、茎捻転で緊急搬送されるまで、きっと気付かなかっただろう。

すぐに大学病院でMRIを撮って最終診断、入院、手術。ものの2カ月の出来事だった。

幸いにも良性だったその腫瘍に「てるお」と名付けて、摘出までの2カ月間を共に過ごした。

ディズニーランドでスプラッシュマウンテンに乗ったり、夜行バスで京都に行ったりした。てるおは、共に過ごした2カ月の日々で、ストレスは万病の元ということを身を呈して教えてくれた。

この時受けた子宮頸がん検診で、軽度異形成が見つかってから幾年。良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、転院を経て、ずっと経過観察を続けている。その序でに、NEXTてるおの芽を摘んでいるのだ。

今日がその検診日。半年前は、子宮頸がん陰性、NEXTてるおも無出現。最高の年明けを演出したオールセーフ。今回は、連休明けの気だるさはあるものの、軽やかな気持ちで病院のドアをくぐった。

「右側卵巣の腫れが気になる」

丁寧な女医曰く、手術歴のある左側に異常は見られなかったけど、右側の卵巣が少し腫れている(肥大している)。てるおAGAINなのか、一時的なものなのか(ホルモン周期で縮むこともある)今は判断できないとのこと。

どちらにしても、今すぐ治療が必要になることもなく、心配するような事態でもなく、定期的な検診で見極めていくしかないらしい。

てるおリベンジャーズ

冗談交じりに書いているが、聞いた瞬間「またかよ…」と思うのが精いっぱいだった。卵巣は沈黙の臓器と言われるほど、病気の初見に気付きにくい。

卵巣嚢腫は、ホルモンや自律神経の乱れが原因と考えられるが、ハッキリとした原因は分からない。だから、対策のしようがない。

強いて言えば、ストレスを溜めない、規則正しい生活、バランスの取れた食事。……働き盛りの人間には、これが一番難しい。

飼い主は、色んな人間の顔色を窺って、というより窺わなくても、何となく察してしまい、怒っている人のエネルギーをおすそ分けされたり、無頓着なマイペースに苛立ったり(本音はそんな強心が羨ましい)他人の優しさを心底疑ったりする。

要するに、社会不適合

そこそこ理解力はある方なので、仕事を覚えるのは早い方だと思います。点と点が線に繋がるのも、わりと早いと思います。

そんな自分と30年も付き合っていくうちに、「わたしは仕事ができる」と自惚れ勘違い野郎になってしまいました。

今更「役職を下ろしてください」とは言えない。見当違いだとか、経歴詐欺だとか、面接で嘘ついたとか、そんなことが裏で囁かれるに決まってる。

だから、NEXTてるおが育った暁には(もちろん育たないに越したことは無い)会社を辞めようと思います。もっと言うと、会社員という生活を一旦辞めようと思っています。

この土地が、会社が、関わる人間が、生い立ちが、全部全部いけないのだ。と、他責にしてみたい。

でも、わたしは、人並み以上に他人を傷つけてきたと思うし、泣かせてきたと思う。因果応報だとすると、普通の人なら1つも出来ない腫瘍を、2つもぶら下げるだけの悪徳を働いたに違いない。

この呆然としたテンションで午後に出社した自分を褒めたい。定時まで仕事をした自分を胴上げしたい。母に泣きながら電話した帰り道はやっぱり切なかった。

人生、なるようになる。NEXTてるおが出来たとしても、それを悲観して、一縷の望みも捨ててしまうような人生にはしたくない。

戦力外通告の先にも、人生は続く。NEXTてるおではなく、NEXTブレイクのその先に。

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