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チーズバーガーが飛んだ日 No.1

あの日私はあんなにもチーズバーガーが高く宙に舞ったのを見たのは、初の体験であり、あれから一度もそんな光景は訪れなかった。そんな光景を目にする原因となったのが、『太郎さん』だ。この企画では、"歌"というものを太郎さんとともに色んな角度から掘り下げたり、面白がったり、時には語ったりする。

記念すべき第1回は、3月9日(さんがつここのか)に投稿。レミオロメンなんですよね。

歌が何故か惹きつけるチカラがあるのって世界の七不思議のひとつなんだなぁ、っていつも思う。

3月9日になれば、レミオロメンを聴きたくなる病にもう侵されてる。

それってパワーなのか、魅力なのか、催眠術、魔法なのか。
上手く形容できないのが本音のところ。

上手く形容できないけど、形として文章に書き起こしたら、形容できない何かが見えてくるかもしれない。

私と太郎さんも現時点では何もわからない。
何もわからないから、書き記すことで何かを模索してくのが、この企画の本当の目的だ。


さてさて、この前、ある女性とマシンガントークと呼ばれるセッションをした。

マシンガンのように解き放たれる言葉という弾丸は、どこに飛んでくわけでもなく、ほとんど乱射に近い言葉だった。

あちこちに飛び交う言葉たちは、記憶には収まることなく、飛んでくのであった。
何を話したわけでもないが、ある時突然、私のハートを射止めたものだった。

「ほぼ空気霧となって消えていく」

んん。

「ほぼ空気

霧となって

消えていく」

とてつもない威力の五七五が私のハートを突き刺したのだった。

そのままマシンガンの乱射を止めずに、時を進めていたら、ただの言葉として飛んでいったものだったが、なぜか私は止めずにはいられなかった。

五七五とか俳句とか短歌と呼ばれるものの歴史を遡れば、時は平安時代。

世界史を専攻してた私は、歴史を詳しくは知らないが、こんな事くらいは知っている。

当時、男女の交際は歌から始まった。

気になる女性がいれば、毎夜の如く、歌を書いては女性に届けるのだった。

男性が書いた歌を読み、その短い歌に刻まれた言葉や単語に感銘を受けて、初めて女性が歌を書き男性に返事をするのだった。

例えば、五七五であれば、17文字に使う文字の順番を入れ替えたり、並べたりする。
たった17文字の文字を。

こんな噂を聞いたこともある。

小野小町という人物が過去にいたそうだ。
この女性、世界三大美女の1人として有名だそう。

噂はここからだ。
小野小町の人物画を見たことがあったが、お世辞でも世界三大美女なんて言えるのか。
なーんて噂を聞いたことがある。

つまりこういうことだ。
当時、世界を魅了するほどの歌名人だった小野小町は、文字だけで世界中の男性を虜にしてきたということだ。

(浅はかな知識でこんなことを連ねて、他方に叱られそうだが、、)


歌には何か不思議なチカラが存在する。

果たしてそれが何なのか、形容し難いその不思議なものを、太郎さんと模索していきたい。

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